2023年5月11日投稿
我が家の家庭用大型冷凍庫の
2022年の1年間、月ごとの年間消費電力を計測してきたので
表にしてみたいと思います。
計測した冷凍庫は、
●ハイアール ノンフロン電気冷凍庫 家庭用 JF-NC145F 2018年製
定格内容積 145L
消費電力 202kwh/年 (50Hz 60Hz)
電動機の定格消費電力 70w (50Hz 60Hz)
※計測器が5w未満は計測できないため、5w未満の待機電力等は計測に含まれません
※設置環境→朝日のみ当たる日陰の和室。1年を通して、空調はほぼ使わない
※温度設定は7段階中4の中設定(冷凍庫内が-18℃前後になる設定)
月 | 稼働時間 | 消費電力 | 電気代 (30円/kwhで計算) |
---|---|---|---|
1月 | 135時間31分 | 8.15kwh | 244.5円 |
2月 | 130時間15分 | 7.75kwh | 232.5円 |
3月 | 179時間59分 | 11.22kwh | 336.6円 |
4月 | 202時間22分 | 12.96kwh | 388.8円 |
5月 | 239時間15分 | 15.44kwh | 463.2円 |
6月 | 261時間49分 | 17.19kwh | 515.7円 |
7月 | 336時間05分 | 22.2kwh | 666円 |
8月 | 317時間26分 | 20.98kwh | 629.4円 |
9月 | 266時間24分 | 17.5kwh | 525円 |
10月 | 214時間48分 | 13.91kwh | 417.3円 |
11月 | 190時間8分 | 12.1kwh | 363円 |
12月 | 149時間53分 | 9.34kwh | 280.2円 |
計 | 2623時間55分 | 168.74kwh | 5062.2円 |
備考・考察
●当然であるが、冷等庫においても、冷蔵庫と同じく、上の表を見ても分かる通り
室温が低い時間が一番長い、冬の1月・2月の消費電力が一番低く
室温が高い時間が一番長い、夏の7月・8月の消費電力が一番高い
●電気代の計算においては、便宜上、1kwhあたり30円で計算したが、
2022年の電気代は、高騰により、もっと高くなっている。
ちなみに我が家は、2022年は1年間通して楽天電気で契約しており
1kwhあたりの電気代は月平均36.7円/kwhだった。(市場価格調整額・再エネ発電促進賦課金を含む)
(2022年1月が一番低くて30.33円/kwh 12月が一番高くて46.84円/kwh)
1kwhあたりの電気代は、電力会社や契約内容によって変わってくるので
この記事の電気代は、あくまで目安として見て参考にしてほしい。
●リアルタイムの消費電力は、温度設定が中設定ということもあってか
冷凍庫に表示されている最高70kwhを超えたところは計測器で見たことはない
冷凍庫が稼働している時は、だいたいにおいて60w前後のことが多かった。
●当然であるが、冷凍庫も常に電力を消費しているわけではない。
庫内が設定温度に達して安定しているときは、電力消費が最小限になる。
例えば上の表の消費電力が一番高い7月を参照すると、7月は31日あり、時間に換算すると744時間、
31日間(744時間)のうち、336時間5分は消費電力5w以上で稼働しており
407時間55分は、消費電力5w未満のほぼ待機電力状態になっている。
つまり、冷凍庫においては、一番消費電力が高い7月においてでさえも、
1日の半分以上は消費電力5w以下の待機電力ほどしか使っていない。
消費電力が少ない1月においては、計算すると、
1日24時間のうち4時間20分しか稼働していないことになる。
●冷蔵冷蔵庫と違い、冷凍庫機能のみの場合は稼働時間と消費電力はだいたいにおいて、比例している
稼働するときは、設定温度に従ってほぼ一定の消費電力しか使わないからだろうと思われる
●冷凍庫に表示されている年間消費電力が202kwhであるが
我が家においては、年間消費電力が実際には168.74kwhと低めに出ていた
これは、設置環境がよかったこと
徐々に庫内に着いて増えていってしまう霜を、定期的に取り除いていたこと、
冷凍庫においては、冷蔵庫とは反対に、中にたくさん物が入っている状態のほうが消費電力が節約できると言われているが
庫内の内容積率が常に高い状態だったからであると思われる。
※しかし、冷凍庫における年間の消費電力の目安についても冷蔵庫と同じく
標準的な設置環境、標準的な設定温度、清掃等をしながら使用すれば
やはり製品に表示されている年間消費電力を参考にしていいと思われる。