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脳梗塞を発症した父ですが
今日、約30日間入院した急性期病院から
回復期リハビリテーション病院に転院しました。

今日一日の経過を綴っていきたいと思います。

朝9時頃、母の運転で車で病院へ行き
ナースステーションに声をかけ退院手続きをはじめました。
7月の下旬最後から8月下旬ということで
限度額適用認定証を提出していたので
高額医療制度が適応され
7月8月分合わせて
約16万円の入院費でした。

その他、
入院が30日を超えてしまったので
医療保険の請求において
入院証明書が必要なため、
後日、申請のためもう一度この病院に来るのも面倒だったので
退院手続きの合間で
入院証明書の申請も行いました。

9時半前後に
病院のソーシャルワーカーさんが手配してくれた
介護タクシーのおじさんが到着しました。

おじさんと看護師さんが
二人がかりで
父をベットから車椅子に移動させ
病室を出て1階までエレベーターで降りました。

降りる前、
病棟の看護師さんたちが
エレベーター前で見送りをしてくれました。

介護タクシーには
私が同乗し
母には車で一旦帰宅してもらいました。

介護タクシーに乗るのは初めてです。
今回乗った介護タクシーは
普通車のワンボックスカーで
2列目の座席の左側が取り外されており
そのスペースに車椅子ごと利用者を乗せる仕組みでした。

バックドアを開けると
車椅子を乗せるためのスロープが取り付けられており、
一旦スロープの手前で車椅子を止めます。
そして
助士席の後ろあたりから
シートベルトを長く改造したもの2本を
後ろに待機している車椅子の両側に取り付けます。
その後、
モータで長いシートベルトを巻き上げ、
車椅子を車内に入れるという仕組みでした。

転院先の病院まで
車で約30分ほどの間、
運転手のおじさんにいろいろ話を聞きました。
おじさんは、
60代半ばで
10年ほど前、脱サラして介護タクシーを始めたとのことでした。
介護タクシーは
(少なくともこの地域・界隈では)
個人でやっている人が多いとのこと。

今までのお客さんの中でも
今回の父のように脳梗塞になられて
リハビリに励まれていた方も見てきたということでした。

当然、良い方向に回復される方もいるけど
当人が途中で疲れ諦めてしまうケースもあるようだということを
話してくれました。

介護タクシー代は、
タクシー代として3300円ほど、
プラス、
介助量として1000円で
合計4300円ほどでした。

午前10時すぎでしたでしょうか、
その後、リハビリテーション病棟がある3階に行き、
そこの食堂で入院手続きの準備をはじめました。

1週間ほど、(料金が高くなる)個室ということでしたが、
一応事前に、
『病院側の都合なので、個室分の料金は減免してもらえることになりました』
と、前の病院のソーシャルワーカーさんからも言われていたのですが、
事務の方も、同様なことを話してくれました。
(でも、本当にそうなってくれるのかな…と少し心配もありますが^^;)

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一旦車で帰宅した母にも、自転車で来てもらいました。
(そう、この病院は、自宅から比較的近く、歩きでも20分ほどでこれるのです)

担当の看護師さん、ソーシャルワーカーさん、リハビリ士さんが挨拶に来てくれました。

車椅子に乗った父もその場で同席し
担当看護師さんから、
今後のリハビリの予定などの説明を受けました。

父は、
予定が書かれているA3の用紙をつかみ、
ちょうどいい場所で折り目をつけようと手を動かしていました。
(まあ、当然、ちゃんとはできませんが…)

リハビリ担当は若い男性で
ちょっと落ち着きがない感じもありますが
いい感じの方でした。

この方は、父の症状の現状を見たうえで、
やはり、現実には完全に自分で生活できるようになるのは難しく、
どれだけ介助の度合いを減らせられるかが課題だという意見を言っていました。

その後、私は入院手続きのため
1階に行き書類を提出。

病室の準備ができたので病室に行き
看護師さんが二人がかりで父を着替えさせる場面を
今後の勉強のため見学しました。

二人でもけっこういそいそと
時間をかけてやっていました。

今後、父が介助が必要な状態のまま
自宅に戻ってきたとき、
一人で介助しなくてはいけない状況の時、
どのようにやればいいんだろう…

少々、不安ですね^^;

この段階で
すでに昼の12時になり、
食堂には
患者さんたちが集まり始めました。

あとは、
担当の医師と面談し
話を聞くということが残っていたのですが、
医師が他の診察をしており
待機することになりました。
その待機が40分くらい…
長かった^^;

父も同席し
担当の医師の話を聞きました。
医師は、ちょっとぬぼぼんとした感じで
ちょっと頼りない感じ^^;

医師はちょっと間の抜けた感じで

『今後リハビリをしていくと自信が付き、
本人も自分で動こうとしたり
場合によっては一人で病院を抜け出してしまう人もいる。
動けるようになったときが一番危ない、
実際にちゃんと動けないのに動いてしまうことによって
転倒してしまい、大怪我をすることもあります』

と、半ば釘をさすようなことを言われました。

なるほど、それはたしかに現実にあることで
気をつけなくてはいけないことなんですね。

途中、医師が父に
『両手を上げてください』といっていましたが、
父は反応せず^^;

うーん、こちらの言葉に反応するときはちゃんと反応するんだけどな…
言葉が理解できるときとできない時があるのか、
はたまた、
医療に関して多少の知識のあった父が
この医師の態度が気に入らないから
言われたことを実行しないのか(笑)

まあ最後に医師が
『これからリハビリをがんばりましょう』
といったことに対しては
なんとかうなずいていた父でした笑

今後、3ヶ月から半年、
どれくらいの入院になるかわかりませんが、
これからが勝負どころです。

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