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51ピラムスとティスベ

・ヴィルフォールの先妻との娘・ヴァランティーヌとマクシミリアンの塀を隔てた密会の会話の場面。会話の中にヴァランティーヌの現状を描写。

・ヴァランティーヌは、父からは放っておかれ、継母からは笑顔で接しられるもかなり憎まれている状況であり、孤立している。唯一、まったくしゃべれず動けず目だけしか動かせない祖父だけが心の支えになっている。

・マクシミリアンとヴァランティーヌは恋仲であるが、しかし身分も違い、またヴァランティーヌには父から決められた婚約者(フランツ)がいることから、正式に会うことが許されない。

・マクシミリアンはヴィルフォール家の庭にいるヴァランティーヌといつも会えるように、その隣の農地を借りて農作業をする振りをして借り上げ、塀ごしにヴァランティーヌと会話できるようにした。

・モンテクリスト伯がヴィルフォール邸に訪ねてきたという召使いの呼びかけにより、マクシミリアンとヴァランティーヌは別れる。

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・ヴィルフォールをモンテクリスト伯が訪ねてきたことに、マクシミリアンは“なぜモンテクリスト伯がヴィルフォールを知っているのか?疑問を感じる。

※この章でマクシミリアンとヴァランティーヌが恋仲であることが描写されていますが、これはドラマでは、守尾信一郎と入間美蘭の関係に対応させています。
まあ、大筋原作の流れをくんではいますが、当然細かい点に関しては設定を変更していますね。
ドラマにて二人は、最初は信一郎の(会社をたたんだ後の)勤め先である市場で出会い、そこで出会いを重ねていましたよね。特に密会という設定ではなかったですね。

そしてヴァランティーヌの祖父・ノワルティエ。これはドラマにて入間貞吉を伊武雅刀さんが演じていましたが、この老人の設定は、(元の職業についてはさすがに違いますが)ほとんど原作に忠実だったと思います。目だけしか動かせない寝たきり老人の演技、伊武雅刀、かなりはまり役だったと思います(笑)すごかった!

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