82押し込み
・遠出をするためにベルツッチオに船や馬車の手配をさせ、しばらくして出発しようとしていたモンテクリスト伯は、モンテクリスト伯邸に泥棒が入るという匿名の手紙を受け取る。
自分の財産ではなく命が狙われていると勘ぐったモンテクリスト伯は、密告された夜にアリと二人で自分の屋敷に身を潜め、潜入者を待った。
・すると潜入してきたのは、ただの泥棒であるとわかり、さらにそれがアンドレア(ベネデッド)を見張りにつけたカドルッスだとわかると、すばやくブゾーニ司祭に変装してカドルッスの前に姿を現し問い詰める。
・追い詰められたカドルッスは司祭をナイフで刺すも、あらかじめ鎖帷子をつけた司祭の体を通すことなく未遂におわり、逆に司祭に痛めつけられ、ダングラール宛てに、アンドレアが元囚人だったという告発文を書かせられる。
司祭はカドルッスを許し、元来た場所から帰るように促す。
しかしカドルッスは、塀をおりようとしたところでアンドレアに3カ所ナイフで刺され、必死に助けを求める。
※この章のシーンについては、ドラマでは、原作と違った展開になっていますね。
ドラマにおいてはまず、モンテクリスト伯・真海は、泥棒に入られることはあらかじめわかっていながら、特に手は打ちません。
そして泥棒に入るのが、門沢類だけでなく安藤完治も一緒に入ります。
そして決定的に原作と違うのが、安藤完治が自分の子どもだとわかった神楽留美も邸宅に入り、安藤完治の泥棒行為を止めようとしましたね。
しかし門沢類が邪魔し、神楽留美に乱暴しようとし、それを安藤完治が止めに入り、その時の弾みで門沢類は頭を瀕死の状態になり、二人で土の中に埋めるという流れでした。