CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 第4話の内容分解。
ネタバレ注意!↓↓
もくじ
特捜班室 任務発生
部屋で、樫井(野間口徹)が作ったミニロケットを飛ばしてはしゃいでいる稲見(小栗旬)と大山(新木優子)
田丸(西島秀俊)はそれを冷ややかに感じながら本を読んでいる。
そこに吉永(田中哲司)が入ってきて、皆に指令を伝える。
今回の任務は、ロケット関係の研究をしている大学教授の有馬の要人警護だという。期間は1週間。1週間後には、出国するという。
その他の詳しいことはわからないらしい。
殺人依頼?
とある庁舎の部屋にて、電話で納期1週間の仕事を受ける石黒。
石黒はその後、古本屋の椅子にすわっている男に“1週間で片付ける。どんな手段を使ってもいい”と伝える。
その男は、とある倉庫の鍵付きの箱を開ける。そこには、ライフルがたくさん入っている。
有馬教授の警護
特捜班の5人は、有馬教授のいる研究室へいく。
有馬教授はつっけんどんで、警護のために予定を聞くも、好きな時に好きなように動くからついてこいと言うのみで、
その他は、近寄らないでくれという。
部屋の前で警護する稲見と田丸。田丸は、過去の自分と決別するには、そばにどんな人がいるかが大事だと語る。
…
しばらくして5人は、有馬教授を取り囲みながら、自宅へ連れて行く。
3年前に離婚しているという有馬。
すでに夜。有馬は寝込んでいる。
田丸と大山が張り番になり、稲見は自宅待機を命じられる。
バー
自宅待機ということで、行きつけのバーにいく稲見。しかし酒は飲まない。
バーには、一人の女性がおり、どうやら彼氏かなんかに振られて意気消沈していた。
稲見が近づき慰める。“過去の自分と決別するには、そばに誰がいるかが大事だ。そばにいてあげるから、泣いちゃいな”
倉庫
殺人?を依頼された石立は、なにやら道具を作っている。
そこに石黒が現れ、”近くに使えそうな警護がいたから手こずるかも”と話している。
石黒は公務員だという。
犯人の襲撃
有馬の出勤に同行警護する稲見と樫井。
有馬の研究室の入り口に爆弾が仕掛けられており、樫井の制止にかかわらず爆弾を起動させてしまう有馬。
稲見たちは、有馬を守りながらsのばから避難する。
その後を追う、石黒と石立。
稲見は、待ち伏せしていた石立の背後から拳銃を突きつけるも、隙きをつかれ、戦闘状態になる。
石立を制止た稲見は、樫井とともに、有馬をつれて車で避難する。
石黒は“これは最高傑作になるな”といい、有馬を乗せた車をながめる…
警備局長室 警護の背景を問う吉永
吉永は、警備局長の鍛冶(長塚京三)に、今回の事件の背景を問う。
鍛冶は、はっきり答えないものの、
・今すぐ出国させることは諸事情でできない、
・北が最近のミサイル発射失敗から、人材を欲しがっており、取られる前に出国させる
という。
しかし、吉永は、明らかに殺しにきていることを伝えると、
・手に入らない者は壊してしまう主義かもしれん
といいつつ、いずれにしても、もうすこし辛抱してくれという鍛冶。
特捜班室 有馬の要求
テレビのニュースで、今朝の爆破事件が、実験失敗によるものだと報道されている中、
特捜班室の取調室にて有馬を匿う吉永。
有馬は吉永に、別れた妻と息子にも警護をつけてくれ、そうしなければ、マスコミにすべて暴露すると告げる。
上に相談するという吉永。
その後、特捜班部屋の様子を見に来た有馬は、樫井が今朝の爆弾トラップの図面を描きいているのを見ながら語る。
“自分はロケットエンジンの設計者だった。図面を書いている時が幸せ。邪魔して悪かった。皆が、自分を監視しているものと思っていた。誤解だった”
有馬の話がすべて過去形だったことに何かを感じる樫井と稲見。
その後、再び取調室にて、吉永は有馬と話す。
家族の警護は逆に家族に危険が及ぶという上からの指示を伝える吉永。
有馬は、家族警護は諦めるが、しかし、遠目でもいいから家族と会わせろ、これは最後通告だ、という。
有馬の元妻・咲枝と息子の隆義
特捜班は、有馬に、車越しから、元妻の咲枝と息子の隆義の姿を見せる。
切ない表情の有馬…
有馬の脱走 夜
有馬は、特捜班室にいる田丸におにぎりを買いに行かせた上で、
トイレが詰まったいう嘘をいって大山を後ろから襲い、その隙に逃げ出す。
有馬は外に出て、公衆電話からどこかに電話をかける。“改めて交渉したい、新しい情報もある”
特捜班室 任務解任
翌朝、吉永は、特捜班の皆に、任務が説かれたことを告げる。
その理由は、大山が有馬を逃したことにではなく、
有馬教授が国家に対する重大な反逆行為を行っていた裏が取れたからであり、
もうこれ以上有馬を追う必要はないという。
しかし、一度は命を救ったからと、有馬を探しにいく稲見と樫井。
吉永も許可する。
パソコンに向かい、有馬の所在を確認しはじめる大山。
田丸は、いざとなったら自分が出国させると吉永に告げる。
咲枝との接触
有馬の元妻・咲枝と接触する稲見と樫井。
その時、咲枝の携帯電話に知らない人間からの電話があり、“有馬が心配だったら自宅にいけ”と言われたという。
有馬の自宅へ行こうとする稲見と樫井。
咲枝は、“たまには息子の顔をみにきて”という有馬への伝言を稲見に託す。
有馬の自宅 有馬の救出へ…
有馬の自宅にいく稲見と樫井。
家の中から“助けてくれ“という有馬の声。
2人は、トラップがないか確認しながら、慎重に家の中にはいる。
すると、そこには、時限爆弾を体にくくりつけられ立っている有馬がいた。
爆弾の他、足には発信機つきの地雷を踏まされていた。制限時間は1時間半。
樫井は、稲見に、念のため半径50メートル以内の家に避難勧告を出すように頼み、解除作業に取りかかる。
犯人の石黒と石立は、近くのビルの屋上から、たのしそうに眺めている。
避難勧告を終えた稲見は、樫井から離れてもいいということを言われつつ、最後まで一緒にいるという。
“いつも、そいういうふうに、女性を口説いているの”という樫井に“バレた”と笑う稲見。
そのやりとりに思わず笑い出す有馬は、今回の事件につながる自分の話し始める。
“4年前、ハニートラップにかかってしまい、ロケットエンジンの設計図を要求される。
しかし、公安に相談して、解決を図った。
その後、公安から偽の設計図をつくるよう指示され、承諾した。
しかし、偽の設計図を描けば描くほど、精神的に参ってしまい、公安に、偽設計図から手を引きたいと話した所、
そうすればスパイ容疑で摘発すると脅された。
その後、自暴自棄になり、酒と女におぼれ家庭を失った。
そして、金の必要性から、偽の設計図の件を除く公安の情報を先方に売った。
しかし最近、この企みが発覚した事がわかり、すべてを暴露すると公安を脅して国外脱出を試みた。
その時に、君たちが現れた”
そして有馬は、昨日、特捜班の情報を売ろうとしたことを明かし、もうこれでいい、自分をおいて逃げてくれと言う。
樫井は、“作業のじゃまになります”と解除作業を続ける。
稲見は、咲枝の伝言を有馬に伝える。
泣き出す有馬。
しばらくすると、青沼(飯田基祐)が現れ、2人に外に出ろという。
“うるさい”と反抗する樫井だが、お前たちの任務は、爆弾をしかけた犯人を捕まえることだと言い、2人を外に促す。
有馬の要求に答え、家族写真を渡す稲見。
有馬は、別れ際、2人に“国家を信用するな”と告げる…
外にでる稲見と樫井。
有馬の家は爆発する。
その様子をビルの屋上から、ビールを飲みながら楽しんで眺めている石黒と石立。
バー
バーの中で、一人落ち込んで、テーブルにうつ伏す稲見。
そこに、先日稲見が慰めた女性が現れ、しずかに稲見の隣の席に座る…
第4話 終わり