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CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 第5話の内容分解。

ネタバレ注意!↓↓

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稲見の潜入捜査

刑務所の牢屋

刑務所の牢屋に入れられる稲見(小栗旬)

そこには受刑者がすでに2人いた。
その一人の沢田(杉本哲太)にあいさつする稲見。

沢田の質問に答える稲見は、サラリーマンを殴ったということで捕まったと言い、今は無職で、少し前まで自衛隊にいたと話す。
沢田も、自分は前科持ちで、今回もスピード違反でつかまったときに警官をなぐったということで牢にいれられたのだが、警察は自分の余罪をあら捜しするのだろうと語る。

そして稲見に出身を聞く沢田。
稲見は、“新潟の直江津で中学も直江津西中学だ”と答える。

沢田は、稲見が自分とまったく同じ出身で、中学の後輩だということで親近感をおぼえる。…

・喫茶店

出所後、沢田と接触する稲見。
稲見は沢田に、“示談金でお金がなくなったので仕事を紹介してくれ”と頼む。

沢田は、覚悟が必要だといい、今夜、上に会いに行くから服装をしっかりしろと、稲見にお金を渡す。

洋服屋

スーツを選んでいる稲見のもとに、田丸(西島秀俊)が現れる。
“順調で、今夜事務所に行く”とこっそり報告する稲見。

田丸は、商品の一つのポケットにUSBを入れてその場を去る。
稲見は、そのスーツを取る。

特捜班の車

田丸が車にもどり、稲見の潜入捜査がうまく行っているようだと話し合う特捜班の面々。【吉永(田中哲司)、樫井(野間口徹)、大山(新木優子)、田丸】

稲見に渡したUSBは、それをパソコンにさせば、そのパソコンの中身が見えるハッキングアイテムだという。

事務所 夜

沢田に事務所へ案内される稲見。

入口で身体検査をされる稲見。
その後トイレに行き、首の後ろに隠していたUSB端末を便器に流す。

戻ると沢田は、稲見の首の後ろを探り“チェックし忘れたから念のためにな”と告げる。

事務所に入る稲見。

ボスの仁科(神尾佑)に、自分を“中澤”と名乗る稲見。

仁科は稲見に自衛隊を辞めた理由を問う。
稲見はしばらく沈黙した後、“何のためにたたかうか分からなくなたった、迷った状態で任務についたら仲間に迷惑がかかる、だからやめた”と答える。

そして携帯電話をもっていないという稲見は、“俺達との連絡専用”ということで携帯電話を渡され、部屋を出て行く。

仁科は側近の山岸に、稲見=中澤のことを聞く。
山岸は“使えそうだが、沢田と同郷だというのが気になる。偶然だったらいいのだが”と警戒する。

中華料理屋

沢田にごちそうになる稲見。
沢田は、自分たちの組は、もっと上を目指すと稲見に語る。

その後、タクシーで帰る沢田を見送る稲見。

その後稲見は、直後に来たタクシーに乗り込む。
その運転手は吉永だった。

タクシー車中 報告

吉永に報告をする稲見。

稲見は、チェックが厳しかったからUSBは廃棄したと報告。
パソコンが欲しければ、建物の全員を倒して奪うしかないと語る。

稲見は吉永に、今回の任務は、政治家を恐喝する暴力団をつぶすということですよね、と確認。

吉永は、説明する。
“稲見が潜入している仁愛興業は、はじめから恐喝目的で、フロント企業を使って政治団体に政治献金をしたあと、政治家のカネの出所をバラすと脅している。その証拠集めが今回の任務だ”

何か引っかかると言う稲見、理由を問われると“仁愛興業の連中の中に、その手口で恐喝するほどの狡猾さを感じない”と言う。

吉永は、その稲見の違和感を汲み取り、自分たちも独自に任務の背景を探ると約束する。

ラウンジ 鍛冶と神谷

警備局長の鍛冶(長塚京三)は、内閣官房長官の神谷議員(石黒賢)と面会する。

神谷に“例の件”について聞かれる鍛冶は“順調だが証拠集めは時間がかかる”と答える。

神谷は“特捜班とはいいものを作った、永田町界隈で噂になっている。これからも頼む”と言って席を立つ。

しかし帰り際、大事なことを忘れていたと、鍛冶に携帯番号のメモをわたし、今後なにかあったらここに報告し、すべて私の指示をあおいでくれと言い残す。

仁愛興業 尋問される稲見

仁科に身元を尋問される稲見。

卒業名簿に中澤の名前がないという仁科に、さまざま答える稲見。
“中2で引っ越し、5年前に母はなくなり、父は解体の仕事をしているが10年間会っていない”

仁科は部下に、稲見の父親の会社のHPを表示させ、そこの電話番号に電話をかけさせる。

電話に出た男は、“息子とは関わりないから”と言って電話を切る。(電話の相手は吉永だった)

仁科は疑って悪かったと言い、稲見を下がらせる。

部屋を出た後、沢田は稲見に“気を悪くするな、近々でかい取引があるから用心しているんだ”と言う。

球場の観客席 田丸に報告する稲見

稲見は、大山の作ったHPと吉永の名演技で、確実に潜入できたと言い、
近々大きな取引があるというが、内容はわからないと報告。

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田丸は、現在今回の任務の背景をしらべているが、まだわからないと稲見に報告。

稲見は、潜入捜査を経験した田丸に“当時、混乱しなかったか”と質問。

田丸は答える
“相手が極悪人でも、人をだますことに罪悪感がでる。だから役になりきろう・相手を好きになろうとするが、
すると、神経が麻痺してきて、本当の人生と偽りの人生、どちらで生きても良いように思われてくる。
その時大事なのは、本当の人生のほうに自分が大切にしている何かがあるかどうかだ。その灯台の光を探すことだ”

稲見は“田丸さんにとっての灯台の光とはなんですか”と聞くが、“もう忘れたよ”と言う田丸。

バー

以前、稲見になぐさめられた女性・芳(はな)は、マスターに、稲見のことを聞く。

最近、稲見はまったく顔をみせないというマスター。

芳は、稲見にメールするのだが、返事がないと話す。

マスタは、“2人はつきあっているんじゃないの”という問いかけに“いえ、つきあってないです”と笑顔で答える芳。

“じゃあ稲見は、松永さんのこと大切に思ってるんだね”と言うマスター。

“そうなんですかねー”とつぶやく松永芳。

夜の教会

林千種に、お金を渡す田丸。

千種は、夫の林智史(眞島秀和)から“もう限界だ、やめたい”と連絡がはいったことを告げる。
田丸は、自分ではどうしようもできないので、担当部署に連絡するという。

千種は、“いまさら夫を愛する気持ちになれない。この偽りの2年間が自分の本当の生活になってしまった”と田丸の手を握りながらつぶやく。

その手を払いながら田丸は“気を強く持って、ご主人にとって貴方が光なのです、この状況を乗り切りましょう”と励ます。

取引

沢田は稲見に、今日が取引でおまえを連れて行くつもりだと告げる。

何の取引ですかと聞く稲見に、“ヤクだ”と答える沢田。

その後、稲見は、スーパーに行き、そこにきた吉永に、密かに取引の情報を伝える。

特捜班の車

車中、電話を受ける吉永。そこで、今日の逮捕は見送るという司令を受ける。

その司令に疑問を持つ特捜班の面々。

吉永は、稲見を守るために、このまま追尾していくと指示を出す。

稲見の動き

取引場所に向かう仁愛興業の面々。

沢田をのせた車を運転している稲見。
沢田は“あっという間に終わるから、びびっているひまもねえよ”と言う。

特捜班の車

稲見のGPSを頼りに、車で追う特捜班。

しかし途中、妨害にあってしまい、動きを止められる。

取引現場

現場の地下駐車場で、とりひきをする仁愛興業と先方。

しかし突然現れた男2人の銃撃にあい、その場にいた全員が撃たれてしまう。
稲見は襲撃者を撃退するも、沢田を含め複数人がその場で死んでしまう。

この場に特捜班の車が駆けつける。

平常心を失った稲見。
田丸に腕を掴まれ止められて、ようやく正気を取り戻す。

その後 高級料亭

高級レストランにいた神谷官房長官を訪ねる鍛冶。

鍛冶は、特捜班をおとりに使った神谷に対して、今回の仁愛興業についての背景を訪ねる。

神谷は、すべてフィクションとして話はじめる。

“ある大企業が裏金作りのため、薬の密輸の商売をすることになった。その仲介に仁愛興業を立てた。
しかし仁愛興業は、このシステムを知ったうえで欲をかき、自分たち独自に別の薬を売る商売をしようとした。
しかしそうすると、万が一、仁愛興業が、そちら方面で捕まってしまった場合、すべてが明らかにされ、
大企業の犯罪もバレてしまう。だから始末した。
力がない者が欲をかくとひどい目にあうという教訓だよ”

鍛冶は“わたしの部下が殺されかけたのだが、その落とし前はどうつけるのですか?”と神谷に問う。

神谷は“暴力団みたいなことを言うな。これは借りということでいいだろう。困ったことがあればわたしに相談しろ”と言って出ていく。

鍛冶と稲見

外に出た鍛冶に、稲見が、今回の事件について問いかける。

死んだ暴力団の復讐に出ようとする勢いの稲見に対して鍛冶は“勘違いするな、殺されたのは悪人だ”と言う。

稲見は“権力者にとって邪魔になったら悪人でも殺していいというのですか?”と疑問をなげかける。

自分が薄汚い仕組みに利用されたことに怒りを覚える稲見に、鍛冶は言う。
“その仕組を変えたかったら正義感で動きを不自由にするな、すべて飲みこんでしなやかに生き、いつか本物の悪を倒すが良い。すべてを一気に変えることはできない、目指す場所を見つけ、傷つきながら進むしか無い、私についてくるか”

稲見は、考えさせてくれと言った上で“もし私が権力に逆らったら殺しますか?”と問いかけて、その場を去る。

その後、鍛冶は、電話で“例の件、動いてくれ。マスコミへのリリースも忘れるな。すべて自分が責任をとる”と告げる…

特捜班室 翌日

テレビニュースでは、神谷官房長官が少女買春で連行される様子が報道される。

押し黙る特捜班たち。

“仕事だ、新しい任務だ”と皆に告げる吉永。

第5話 終わり

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