前のブログにてスターウォーズ エピソード8 最後のジェダイのレジスタンス側のストーリの内容と感想を書きましたが、今回はジェダイ側のストーリの内容と感想に行きたいと思います。
ネタバレ含みますので、駄目な方は注意してくださいね。
ジェダイ側のストーリー
時間は少々遡りますが、もう一つの大きな流れの“ジェダイ側”のストーリーを見たいと思います。
レイ、ルークの訓練を受ける
失意の隠遁生活をしていたルークを、ファルコン号に乗って訪ねた主人公のレイ(チューバッカも一緒)。
レイはルークに、ファーストオーダーとフォースのダークサイドにおちたカイロレンを倒すにはあなたの力が必要だと迫りますが、ルークはまったく取り合いません。
(前作でも語られていましたが、ルークは自分が育てていたカイロレンに裏切られ弟子を殺され、失意の底にいて、戦いにはもう関わらないという感じです)
しかしレイは、あきらめずにルークに接触し続けます。
その中でルークはようやくレイに関心が向くようになります。
(ルークはある夜、レイの乗ってきたファルコン号を訪ね、R2D2と再開しよろこびます。しかしR2D2の要請であっても戦いに関わろうとしないルークに、R2D2は、EP4にてルークと初めて出会ったときにみせた、若きレイア姫のオビワンに対するメッセージの映像をルークに見せる場面があります)
※ルークのレイに対する行動で笑ってしまいました(笑)
ルークはレイに、フォースについて知っていることを話すよう促した後、「すばらしい。君の答えはすべて間違っている」といいます。
そしてレイに目を閉じさせ、手を伸ばさせます。そしてルークは「何かを感じるか」といいながら、前にだされたレイの手を葉っぱでくすぐります(笑)
レイは“ええ、感じるわ”というのですが、目を開けた時、“私をからかったのね”と怒ります(笑)
この時ルークは『フォースはジェダイだけでなく全ての人に中にある、それをジェダイの特有の力だと思うことに驕りがあり、ジェダイは滅びるべきなのだ』という話をします。
その後、結局ルークはレイに手ほどきをしていくのですが、その間、レイは、離れた場所にいるカイロレンと、フォースの力で交信する場面があります。
その中でカイロレンは、『ルークが暗黒面におちて自分を殺そうとしたのだ』というような内容をレイに告げます。
その交信をやめさせようとするルーク。
レイは『カイロレンは光と闇の狭間で葛藤しているが、こちら側につく未来が見えた』とルークに告げ、『真実を話して』とルークに迫ります。
ルークは真実を語ります。
『甥であるカイロレンを育てている時、彼の中に暗黒面を感じた、このままでは自分の大切な者をすべて失ってしまうと恐怖して、カイロレンが寝ているところで殺そうとしてしまったが、気づかれてしまった。自分は後悔と恥ずかしさを感じたが、時既に遅く、カイロレンの反撃にあい、弟子の多くを殺されてしまった…』と。
レイは、カイロレンに会うために、島を出ます。
ルークは、ジェダイについて書かれた古い書物の置いてある大木を燃やそうとするも燃やす決心がつかないところに、マスターヨーダの霊体が現れます。
マスターヨーダは、ためらわず大木を燃やしてしまいます。
ルークはヨーダの行動に驚き“あれは大切なジェダイの聖典だ”と訴えるも、ヨーダは“たしかに多少は知恵はつくが、レイの存在にくらべたら大したものではない”とルークに笑いながら語りかけます。
『自分の失敗をみせていけばいいのだ。失敗から多くのことを学ぶのだ』(というような意味合いの言葉だったと思います^^;)
※この言葉は、この映画の一つのメッセージだと感じました。
またここで現れたヨーダですが、エピソード5にてルークが初めてヨーダに出会った時のヨーダの動きが再現されていると感じました。
レイ、カイロレンとスノークの元へ 共闘、そして対決へ
レイはカイロレンのいるファーストオーダーの船に乗り込みます。そこですぐに拘束され、最高指導者のスノークの元へ連れて行かれます。
(前作でスノークは、ホログラムでしか登場していなく、その時、えらい巨大な映し出され方をしていたので、巨大なやつだと思っていたのですが、実物は、普通の人間くらいの大きさでした(笑)
スノークはレイを暗黒面に引き込もうとしますが、レイはこれに必死に抵抗します。
そこでスノークは、レジスタンスがファーストオーダーに攻撃されている様子を窓からみせ、レイの怒りを誘発しようとします。
※この演出は、あきらかにエピソード6の最後の場面、皇帝とルークとダース・ベイダーの場面のオマージュですね。
スノークは、暗黒面につかないレイを生かしておけないと、フォースの力でカイロレンの目の前にレイを持っていき、カイロレンにレイを殺すように命じます。
しかしここで、今までのスターウォーズの流れからは考えられないことが起こりました。
カイロレンはレイにライトセーバーを向け、今にも切りつけようとみせながら、フォースの力で、すこし離れた場所のスノークの座っている椅子の肘掛けに置かれていた(レイの持ってきた)ルークのライトセーバーの向きをスノークに向け、そしてライトセーバーのスイッチを押し、レーザーをスノーク右脇腹から左脇腹まで貫通させたあと、ライトセーバーを横に移動させ、スノーク体を横一閃に輪切りにして殺してしまったのです!
“えっっ!?”と思いました(笑)
ここで、今までのスターウォーズの流れからも“今シリーズのラスボス”と思っていたスノークが、なんともあっさり殺されてしまったのです(笑)
これが、事前情報で言われていた“ストーリは思ってもみない方向へ進む”という意味がわかりました(笑)
この直後、スノークの近くにいた数名の近衛兵を倒すため、レイとカイロレンは共闘します。
※そうそう、この場面で思ったのですが、前作からの近シリーズは、ライトセーバーでの戦闘シーンが地味です(笑)
まあ、地味というか、オリジナルのEP4~6での殺陣のあり方を踏襲しているのかと思いました。
もっとも、EP1~3のライトセーバーの戦闘がアクロバットすぎたから(笑)こう思うのかもしれませんね。
苦戦しながらも近衛兵に勝利したレイとカイロレン。
しかしこのあと、レイとカイロレンは袂を分かつことになります。
カイロレンはレイに“ジェダイもレジスタンスも最高指導者も、すべて古いものは滅びる。私と一緒に宇宙を支配しよう、レイ、力を貸してくれ、頼む”と告げます。
(私は、この二人が実は“兄妹”なんじゃないかと思っていたのですが、この場面でそうではないということが明かされました。(多分^^;
この場面でレイは、レイとのフォースの交信中にレイの両親を知ったというカイロレンに促され、自分がガラクタ集めの両親に、貧乏のために捨てられたただの少女であることを再認識されられます。その現実を認めたくなかったレイはこの記憶を自分の中でごまかして封印していたようです)
※でもここで疑問が残ります。なんでレイに強力なフォースを操る力があるのか?
レイが、ルークのいる島のジェダイの最初の寺院の光景を夢の中で見たと語っていた場面もあります。
レイは、ルークが今作で最初に語っていた“フォースはジェダイの専売特許ではない”的な発言の一つの象徴の人物として描かれているのか?
または、本当はレイアとハン・ソロに、カイロレン以外に子供がおり、何らかの理由で連れ去られてしまった人物こそがレイであるという設定なのか?
レイは、ルークのライトセーバーをフォースで引き寄せカイロレンに攻撃しようとします。
カイロレンもそれに応戦する形になり、ルークのライトセーバーの取り合いになります。
そしてルークのライトセーバーは、二人のフォースの力で2つに引き裂かれてしまいます。
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