母になる 第4話の内容分解
ネタバレ注意↓↓↓
もくじ
柏崎オート 朝
広(道枝駿佑)のために弁当をつくる結衣(沢尻エリカ)
結衣は弁当を渡すも、広はそっけない態度。
一方、倉庫では洗濯機が直ったという陽一(藤木直人)。
その話を聞き盛り上がる広。
学校
結衣は広の担任から、保護者のランチ会に出席しなかった理由を聞かれる。
結衣はその知らせを広から受け取っていなかったことに気づく。
柏崎オート
広の部屋
結衣は広の部屋にはいり、保護者会のお知らせのプリントを探す。
カバンの中身を見ようとするが、躊躇する。
玄関
帰宅する広に陽一は、新しい従業員のお兄さん2人を紹介する。
広の部屋
カバンの中をあける結衣。そこには、広を育てていた門倉の写真があった。
そこに広が入ってきて、動揺する結衣。
着替えるからと言われた結衣は、部屋を出る間際、ランチ会のお知らせをさがしており勝手に探してごめんと広に謝る。
台所
広が持って帰ってきた弁当箱を開ける結衣。
弁当箱は空だったが、箸に手をつけていないことに気づく。
その時、広の部屋から大きな音がしたので、上に行く結衣。
広の部屋
広は、門倉との写真を投げて壊していた。
そして“施設に戻りたい”と言う。
とまどう結衣。
その時、広の祖母の里恵(風吹ジュン)からの声掛けで、居間にいく広。
居間
里恵が持ってきたマンゴーを切っている結衣。
広は里恵と陽一でなぞなぞを出し合って笑いあっている。
しばらくして…
琴音(高橋メアリージュン)が訪ねてくる。
柏崎オートが営業再開したら、手伝いにくると言う。
琴音は結衣に封筒を渡すが、お金と勘違いして受け取れないという結衣。
しかしその中身は、婚姻届だった。
夜の寝室
陽一は、会社の経理は里恵が探すということを話す。
広と何かあったのかと心配する陽一に、結衣は“大丈夫です”と答える。
陽一は、ひそかに2人のふとんを近づけようとするも、結衣に見られたらもとに戻してしまう(笑)
広の部屋
布団に入っているが寝れない広。
門倉から“もう会いたくないから”と言われたことが頭をよぎる。
そこに、結衣が部屋の外から声をかけてくる。
しかし、耳をふさいで返事をしない広。
本音を話し合う
西原家
莉紗子(板谷由夏)の海外出張に反対して怒っている太治(浅野和之)
太治は莉紗子の海外出張が、最初3日間といっていたのに、どんどん増えていることに怒っている。
柏崎夫妻が訪れる。繭(藤沢遙)の弁当は結衣が作るという。
莉紗子は人気バンドの“ツーオク”に動向する仕事をいくという。
しかし莉紗子が海外出張を伸ばす理由は、ママ友とのランチ会が嫌だからだということが太治から暴露される。
そのことで夫婦喧嘩が始まる。
母親失格だという太治に“いいすぎですよ”という陽一と結衣。
それに対して、莉紗子は“いいすぎるのが夫婦だ”という。
ここから西原夫妻の柏崎夫妻に対する演技?が始まり“お互いいいすぎるくらい言い合うのが夫婦だ”と当てつけるように言う。
相変わらずドヤ顔になる夫・太治に“ほんとむかつくわ”と切れる莉紗子
そこから再び夫婦喧嘩をはじめる西原夫妻。
帰り道 結衣と陽一
陽一は、最近、太治から言われたことを結衣に話す。
それは、陽一たちが離婚した理由に、気持ちがすれちがったからと答えたことに対して、
“ボタンを掛け違えても、それでいいじゃないか、もっといいたいこと言い合わなくちゃ”ということだった。
その話を聞いた結衣は、陽一に告白する。
“広の態度が自分にだけ冷たく、学校のお知らせもくれない。お弁当も食べてない、施設に戻りたいといわれた”
学校
一方学校では、広が結衣が作った弁当をゴミ箱に捨てる。それを注意する繭だが、無視して立ち去る広。
帰り道 結衣と陽一
陽一は、施設に戻りたいというのは、それは引き止めなくてはいけないと訴える。
広の部屋
広に話をしようと持ちかける結衣。
施設に戻りたいという理由を聞く結衣だが、“言ったって戻してくれないからいいです”と答える広。
広が聞いている音楽が何かを聞く結衣。
言ってもわからないと思うと、そっけない態度の広。
それでも聞く結衣。
ツーオクを聞いているという。
結衣は少し思い出して、繭の母がツーオクのヘアメイクをしているという話をする。
広はそれに飛びつく。
そこから結衣は、自分が働いている中華料理屋の話から、ラーメンの話をもってきて、すこし盛り上がる。
その後、なんで他人行儀なのかを広に聞く結衣。
広は言う。
“最初の頃は回りに言われるままでよくわからなかった。でもおかあさんって何?小さい頃のことはなにも思い出せない。本当に悪いんだけど、あなたのことをお母さんとは思えません”
そして、思い出すのは、門倉と過ごした港町のことだったといい、(ここで、魚とかが落ちている坂が“トト坂”だと明かす)
あの頃は楽しかった…つらいと泣き出す広。
児童施設 会議
児童養護施設の木野(中島裕翔)は、門倉のことを話す。
門倉は今後、広に会わないことを約束した。
今後の生活にも当てがあるという
ここで木野は、門倉が広を預けた後、2年間、刑務所にいたことをあかし、その時のつてがあるのだろうと皆に語る。
そして広と母親との関係について、今は良好だが、今後、必ずひずみがでてくるはずなので、広の措置は解除せず、様子を見守っていきたいと語る。
(一方、門倉は、とあるシャッターが閉められた事務所「井下印刷」を訪れる、シャッターに置き手紙を書いていく)
会議終了直後、木野に電話が入る。
急いで外に出る木野。
施設の子どもからの通報で、施設の田中が同年代の男たちに絡まれて殴られていた。
止に入る木野だが、殴られてしまう。
男たちは、“やばい”と言って逃げ去っていく。
浜辺
田中と話す木野。
田中は、向こうからケンカをふっかけられたという。
そして、俺より広の心配をしてくれと言う。
田中は、広から“助けて”と言われたということを木野に話す。
井下印刷
井下印刷の前に不動産会社の男をつれてくる、さなえ。
琴音も同行している。
さなえはこの事務所を売ろうとしている。
ここを売ってヒーさんと熊本で店を出すという。
琴音が“柏崎オート手伝ってくれるって話は?”と聞くもスルーするさなえ。
その時、琴音は門倉の置き手紙に気づく…
柏崎オート 結衣と陽一の話
里恵が行きたいと言っていた遊園地につれていったあと、広を施設に戻すという結衣。
陽一は大反対する。“手放しちゃだめだ!絶対に後悔する”
結衣は、陽一が離婚を後悔していたことに気づき、笑顔になる。
そして、結衣は、広が自分のことを母とおもえないと言われたことを告白し、
子どもの気持ちがわからない自分は、母親失格どころか、それ以下だったと語り、
“どうしたら母親になれるのか、答えはどこにもなく、広の心の中にしかない。いつか広にとって唯一母親になる”と静かに決意を語る。
広の部屋 施設に戻す
結衣は広に、施設に戻っても良いと告げる。
ただし、祖母の里恵が楽しみにしている遊園地に言ってからだと言う。
遊園地 柏崎親子
遊園地で楽しむ広たち。
その時、広が結衣のお腹にいる時、よく蹴っていたという話題になる。
結衣は絶叫マシーンに乗ろうと広を誘う。怖がる広。皆で笑い合う。
朝 台所
広への最後の弁当と、繭の弁当をつくる結衣。
井下印刷前
売地のポスターを張りに来たさなえと琴音。
そこに門倉が現れる。
けげんな顔をするさなえだが、門倉がしゃっくりすることで、刑務所で一緒だった女だと気づく。
売却という文字を見た門倉が、さなえに質問する。
さなえは一瞬押し黙ったあと“今忙しいから、駅の向こうの店でまってて”と門倉に告げる。
柏崎オート玄関
広を施設に引き取りに来た木野。
広の気持ちがおちついたらまた連絡するという木野。
去ろうとする広の服装を直して“気をつけて”と言う結衣。
そして家の中にはいって、広と繭の弁当箱を開ける。
繭からは“ごちそーさま、おいしかったでーす”とのメッセージが付箋に張られている。
広の弁当箱を開ける結衣。中身は空であり、そして今日は、箸も使った形跡があった。
それを見て外に飛び出し、広を追いかける結衣。
(その後、陽一が弁当箱のフタの裏に貼られた付箋に“ゴチ 広“というメッセージをみつけ、笑顔になる)
広に追いついた結衣は広に語る。
“お弁当を毎日作るの、あなたが食べてくれなくてもすごく楽しかった。短い間だけど一緒に暮らしてくれて、お弁当最後に食べてくれてありがとう。待ってる”
結衣の言葉に返事をせずに去っていく広。
駅近くの居酒屋
一方、門倉は、駅近くの居酒屋でさなえを。
木野と広 施設への帰り 夜
広の求めに応じて、自動販売機でジュースを買う木野。
しかし、その隙に、広はどこかへ行ってしまう。
広は、先輩の田中がいる所へくる。
さなえを待つ門倉
店でさなえを待つ門倉だが、さなえは現れず。閉店ということで店を出る。
その後、門倉は商店街で男と一緒にいるさなえを見つける。
さなえに声をかける門倉だが、さなえは迷惑そうに“あなたをおっぱらっただけだ”という。
門倉は、さなえが自分を雇ってくれると話したことを切り出すが、“そんなこと真に受けていたの”と言うさなえ。
門倉は、さなえと一緒にいる男に“しつこいぞ”と言われ、突き飛ばされてしまう。
その様子を見ながら、笑いながら去っていくさなえと男。
倒れた門倉は、携帯にある広の写真を見る…
広の部屋
結衣は、広と門倉の写真をながめ、何かを思っている…
そして、写真を机の上に並べる。
一方、広は田中に連れられて、夜道を歩いている…
第4話 終わり