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母になる 第8話の内容分解

ネタバレ注意↓↓↓

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学校からの呼び出し

結衣(沢尻エリカ)は、広(道枝駿佑)の担任に呼び出される。

担任からは“とんでもないことです”と切り出され、焦る結衣。
しかし担任は、広の好成績のテストを見せ、“数学コンテストに学校代表で出させてもいいですか”と結衣に聞く。

さらに担任は、“これまでの育て方がよかったんですね”と言ってくる。

結衣はその言葉に、門倉(小池栄子)の“私がちゃんと育ててきたから…”という言葉が脳裏をかすめる。

柏崎家

家に帰る結衣。

里恵(風吹ジュン)は、陽一(藤木直人)に対して、経理のことで叱っている。

その様子を笑顔で見ている広と琴音(高橋メアリージュン)、結衣。

その後、結衣は、広に数学コンテストの話をする。

その時、広は、先程、陽一を怒っていた里恵を見て、”昔、アパート近くのお好み焼き屋のヨシさんというおばあちゃんがばあばみたいな人だった”という話をする。
ヨシさんは怖くて厳しくて、そして優しかったという。

門倉からの電話

その後、結衣は陽一にお好み焼き屋のヨシさんの話をする。
陽一は、ヨシさんを探してみると約束する。

その時、結衣の電話に門倉から着信があった。
結衣は、なぜ自分の番号を知っているのか門倉に問い詰める。
門倉は、以前、何かあったときのために広から聞いていたことを告げる。

要件を聞く結衣。

門倉は、自分を調べている人がおり、自分が事件を起こし刑務所にいたことが記事になるかもしれないが、広がそれを見てしまった場合、どうかそれはでたらめだと今は嘘をいってくれないかと頼み込む。

結衣は、どうしてかと冷たく問う。

門倉は、その話を広が受け止めるにはまだ早く、広のためだと、結衣に頼み込み電話を切る。

柏崎家 木野に相談する結衣 

結衣は門倉に頼まれたことを木野(中島裕翔)に相談する。

木野は語る
“施設において、子どもが事実を受け止めるには早い場合、本当のことを言わないことがあるが、
今はネットの時代であり、真実を隠し通すことは難しく、本人が事実を知ってしまった場合、大人に不信感を持つことがある。
だからいずれは本人に真実を告げなくてはいけないが、真実を告げるタイミングは慎重でなければならない。
その判断はおまかせします”

上牧と沢登

上牧愛美(大塚寧々)とジャーナリストの沢登は、門倉麻子について話をしている。

沢登は、門倉から電話があったことを話す。勝手に記事にされるよりは自分から話す気になったのだろうと。

一方、愛美の状況を聞く沢登。

愛美は、昔の知り合いに会ってしまったことを告げ”悪いことはできないもの。話を盛って高く売るんでしょ”と沢登に言う。

沢登は”そうしなきゃ金にならないだろう。金がほしいんだろう?”と言う。

その後、外にでた愛美に忘れ物を届ける沢登は”柏崎オートの美味しいネタ、拾ってこいよ”と告げる。

その様子を陰から見ていた門倉は、愛美の後を付ける。

柏崎オート

帰ろうとする木野。

木野は上牧の車の修理が直ったことについて、一緒に同行していいかと結衣に尋ねる。

その時、工員が上牧の車のトランクにあったゴミについて陽一に問う。

“ゴミじゃないから”とごまかそうとする陽一。

木野は気になり、トランクにあった子供服などのゴミをみて驚く。

上牧愛美の後をつける門倉

買い物帰りの上牧愛美は、自転車に乗って去っていく少年を見て、息子が死んだときのことに思いをはせる。

後をつける門倉。

上牧愛美は、アパートの入口を開けると”竜くん、いい子にしてるのよ”といって、買ってきたお菓子の入った袋を玄関からボンと投げて、すぐに外に出てしまう。

そして上牧愛美は、柏崎オートに電話して、今夜、車をとりにに伺うと話す。

その様子を見ていた門倉は、結衣に電話する。
よく考えてから決めると冷たく言う結衣。
“取材の相手は私だけではない、今…”と言いかけたところで、結衣に電話を切られてしまう。

門倉は、上牧愛美のアパートの扉を開けて、中をのぞく。
“ママー…”という声に、びっくりした門倉は、すぐにドアを閉めてしまう。

その後、

門倉の連絡により、上牧愛美のアパートに木野がくる。

上牧愛美のアパートに入る木野。
散らかっている部屋の中に、少年(竜)が一人いた。

怖がる竜に木野は“大丈夫だよ。ちょっとお話しようか”と声をかける。

柏崎オート 夜

柏崎オートを訪れる上牧愛美の前に木野が立ちはだかる。

竜は結衣が部屋で寝かしつける。

上牧愛美を囲む木野、陽一、門倉、そして結衣。

広の所在を聞く門倉に陽一は、“今日は祖母の所へ”と答える。

門倉は、上牧愛美について、この人は沢登と組んで悪質な記事を書いている人間であり、柏崎オートにも取材が目的で近づいたと皆に暴露し、上牧愛美に“なにを書くつもりか”と問い詰める。

上牧はほうほうの体で、こんな状況ではなにもかけない、降りると言う。

木野は、竜について、今までも第三者からの通報があったのではと上牧愛美に問う。

“さあ”という上牧愛美に対して、“自分の子供でしょう”とつっこむ門倉と結衣。

上牧愛美はすかさず“あんたたちは友達?私みたいな母は許せないっていうところで意気投合しちゃったのね”と返す。

木野は、竜の父親に連絡したが仕事が忙しいらしく、今後のことは頼んだ、ということを言われたことを告げる。

上牧愛美は、自分が再婚したとき、子どもは実の母親がちゃんと育てていると聞いていたのに、来てみたらあのようにほったらかし状態になっていた、悪いのは自分じゃないと開き直る。
これでも自分なりに精一杯やっていると言う上牧愛美に対して木野は“あなたはまた自分の本当の子どもにしたことをやろうとしている”と怒る。

上牧愛美は、“どうしようもないの”といい、竜が本当の母親の帰りを待っており、自分がどんなに頑張ろうとひどいはずの本当の母にはかなわないと言う。

木野は、どんな母親だろうと子どもは母親を嫌いになれないと語り、
親友であり愛美の息子であったカンちゃんが生前、母のことを絶対に悪く言わなかったことを明かし
“あの時、最低だ、ひどい母親がいます、と言えばよかった、そうすればカンちゃんが助かったかもしれないと後悔している”と泣きながら語る。

明日、竜を保護すると告げる木野。

里恵のアパート

広は里恵に、どうして父と母が離婚したのか尋ねる。

考える里恵は、今作っている煮物が冷めると味が染み込むことを例にあげ
“すこし冷ましたほうが、愛が深まるかもしれないと思った”と笑顔で語る。

広は里恵の話を聞き、“ヨシさんみたい”と言う。

そこに琴音が、のどが渇いたとビールを所望。
“飲み過ぎ”とたしなめる里恵。

広は、二人の関係を尋ねる。

琴音は笑いながら“母親代わり”と答える。
広は“お母さんいないの?”と聞くも、“仙台でぴんぴんしてるよ”と笑顔で答える琴音。

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琴音は、家を飛び出して以来、里恵にお世話になっており、里恵は“東京のおかあさん”だという。

それを聞いて広は“本当の親子じゃないんだよね?血はつながっていないんだよね?”とつぶやく。

更に広は、“2年前になにがあったか知ってる?どうしてオレは施設にあずけられたんだろう”と問う。

その質問におどろき、沈黙してしまう里恵と琴音。

柏崎オート 玄関

木野は竜を施設の職員に預けようとする。

竜は“もうママには会えない?”と質問してくる。
木野は“ママは竜くんを嫌いになったわけじゃない、大事な用事があるんだ。いつか会える”と励ます。

その後、上牧愛美に会う木野。

木野は上牧に対して“(竜くんが)おばさんのこと気にしてましたよ”と言って立ち去ろうとする。

上牧愛美は、“どっからまちがってしまったか考えていた”と木野に語りかける。
“最初は専業主婦で息子の面倒もしっかり見ていた、離婚後も母親をしっかりやっていた。
しかしある日、自転車になかなか乗れなかった息子が、乗れるようになったから見てと頼まれた。
仕事前で忙しかったが、みてあげた。しかしその時、息子は転んでしまった。
その時、むすこは笑っていた。
忙しかった自分は、息子を“ふざけないで”と叱ってしまった。
なんであの時、叱ってしまったのだろう。
その夜、仕事が忙しく夕飯の支度が間に合わなかった。
一つ手抜きをすると、もうそこから止められなかった…”

木野は、“それは叱ったんじゃなくて、怒ったんじゃないですか”と上牧愛美に問う。
“その時、かんちゃんはふざけていたんじゃなくて、母親にみてもらえることが嬉しくてはしゃいじゃったのでは”

上牧愛美は、今更だが、自分はひどい母親だと言う。

木野は“そう言ってくれ、すこしホッとした。自分がダメだと認めるところから始まると思うから”と告げ、
施設にいる竜に会いにいってくれと頼む。

“おばさんがいっても…”と躊躇する上牧愛美に、木野は“母親はやり直しがききます”と励ます。

柏崎家オート

陽一は、里恵から“広が2年前のことを聞いてきた”という話を結衣にする。

その場は白を切ったが、自分で探すかもしれないという。

心配する結衣に、陽一は“あっ、お好み焼き屋さんわかったよ”と結衣に告げる。

お好み焼き屋

広が門倉とよく来ていたというお好み焼き屋に行く結衣と陽一。

実は昨日、この場所を門倉に聞いたという話をする陽一。
その時、2年前の話はデタラメだと嘘をいってくれと頼まれたという。

店員が注文を聞きにくる。

“ヨシさん”を尋ねる陽一。店員の母親であり、今は大阪にいっているという。

そこから陽一が広の父親だという話になり、盛り上がる店員。
奥さんも連れてきて“面影ある!”と盛り上がる。

そして結衣に視線を向ける店員夫婦。

陽一は“これが広の本当の母親なんです”と説明する。

あっけにとられる店員。

店員の妻のほうは“そういえば、あの人、似てなかったよね”とつぶやく。

結衣は店員に、ヨシについて広が“怖くて厳しくて優しかったと言っていた”ということを伝える。

店員は、広が一人で店にきていたとき、おばあちゃんのヨシが隠し味のケチャップを教えていたことや、
常連の一人に数学の先生がおり広に教えていたという話などをする。

広についての話を所望する結衣。

文具店の前

広の前に繭(藤澤遥)が“おまたせ”と現れる。

広は“違うし”と言う。
繭は誰をまっているのか広に聞くが“子どもは早く帰りなさい”といって相手にしない。

繭は突然、“私、広のこと好き”と告げる。

しかし広は“ありがとね、じゃあまたね”とそっけなく返事をして去っていく。

広にふられて、おちこんでしょんぼり帰っていく繭。
途中、自転車にのった父の太治(浅野和之)に声をかけられるが、“うるさい、パパにはわからない!”といってどこかへ行ってしまう。

太治は、“母親”としてそれでも話を聞こうと努力する。

莉紗子

メイクの仕事をしている莉紗子(板谷由夏)。
同僚に飲み会に誘われるのだが、別の人が“莉紗子さんは子どもがいるし…”と遠慮させようとする。

しかし莉紗子は“それ、気にしなくてよくなった、朝までいけまーす!”とおおはしゃぎ。

柏崎家

結衣は、広のことを信じるということについて考えている。

陽一は、この前買ったばかりの歯磨き液がなくなったことを結衣に告げる。

結衣は陽一に広を呼んできてくれと頼む。2年前の本当のことを話そうという。
しかしいざとなって“本当に話ていいのかな?”と迷う結衣。

陽一は門倉について結衣に話す。
“門倉さんは自分たちがお好み焼き屋に行くのを嫌がっていた。
彼女が守りたいのは広との2人だけの世界。
2年前の真実を話すことで、それが壊れることを恐れている。
しかし、広は門倉以外にも色々な人と触れ合っている。
だからもし、広が傷ついた人がいたとしても、自分や周りの人たち皆で支えてあげられるから大丈夫だ。”

広の部屋

広は誰かとメールのやり取りをしており、自分の顔写真を撮影しようとしている。

そこに陽一が顔を出し“話がある”と切り出す。

急いで取り繕う広。

居間

結衣と陽一は、広にお好み焼き屋のヨシさんについて話をする。

そして結衣は、広に2年前の話をする。
門倉が人を傷つけてしまい、それで刑務所に入ったことを告げる。

広はその話を聞き、びっくりするも“で?それだけ”とあっけらかんとした感じで返す。

広はその後、“もういい?おやすみ”と行って部屋に行ってしまう。

少々不安になる結衣と陽一。

広の部屋

部屋に戻った広は、再び携帯でメールのやり取りを始める。

喫茶店 結衣と門倉

結衣は門倉に、広に真実を話したことを告げる。

門倉は“大丈夫なわけ無いです!”と怒り出す。

しかし結衣は、“大丈夫です、広はもう大人です、今後のことはおまかせください、これでお会いするのは最後です”と告げる。

結衣の携帯の着信音がなり続ける。

中学校からの電話にでる結衣。
広が学校に来ていないという連絡だった。

結衣は門倉に、今後自分たちに関わることのないようにと念押しする。

外にでた結衣は、再び学校に電話をして、広は今朝、普通通り家を出ていったことを説明する。

しかし、それを聞いた門倉は“本当のことを聞いたから…”と言う。

広に電話をしようとする結衣と門倉。

結衣の電話は出ない。門倉の電話にも出ない。

広を探そうとする結衣。
門倉が“私も探します”というも、その必要はないという結衣。

門倉の電話に広から着信があった。

電話に出る門倉。しかし門倉は呆然とする。

門倉のもっている電話をとって電話に出る結衣。

かけてきたのは女子高生だった。
“広ちゃんになんのようですか”

呆然とする結衣と門倉…

第8話 終わり

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