母になる 第5話の内容分解
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もくじ
広を心配する結衣
結衣(沢尻エリカ)は、木野(中島裕翔)から、広が見つかったとの電話を受ける。
安心する結衣。
木野は、広が先輩の田中(望月歩)と一緒におり、結衣が心配するような場所にはいない、2人なりの理由がある、門倉とは関係ない、信じてあげてと結衣に伝える。
結衣はその後、夫の陽一(藤木直人)に電話をして、木野から信じてあげてと言われたが…と心中の不安を打ち明ける。
陽一は、ここは広を信じて、木野にまかせようと伝える。
陽一は元教え子と会うという。
元教え子との会食
西原太治(浅野和之)を中心に、陽一も含め元教え子たちと、豪華なレストランで会食をする。
夫婦・子どもの話題に少し戸惑う陽一。
陽一はその後、元教え子たちが、トイレで自分についての下世話な話題について話しているのを聞いてしまう…。
柏崎家
家の居間にいる結衣は、思い余って広にメールを打とうとするが、そのメールのしつこさに自分でおどろき、やめる。
陽一が帰宅する。(その音に、広が帰ってきたと思ってしまうほど思い詰めている結衣)
結衣は、広がネットカフェにいると木野から聞いたことを陽一に伝える。
陽一は突然、“結衣”と叫んで結衣に抱きつくが、“そんなことしてる場合じゃないでしょ、バカ”と拒否されてしまう。
広の話は、陽一もすでに木野から聞いたという。門倉とは関係ないということも。
結衣は、門倉が関係しているとしていたら、絶対に許せないと怒りを語る。
陽一は冷静に、“でも門倉さんは関係ないから大丈夫”と結衣を安心させようとする。
結衣は気を取り直し、さきほどの陽一の抱きつきを拒否したことを謝り、“今ならオッケーだよ”と伝えるも、恥ずかしがる陽一。
陽一は、結衣を後ろから抱きつこうとするも、結衣が再び広のことを語りだしたので躊躇する。
“一緒に風呂はいる?”と聞く陽一だが、“なわけない”と、二人して否定してしまう。
ふと結衣は、陽一が密かに買っていたものを取り出してきてきて“いつ買ったの?お店のために節約しようっていったのに!”と、和やかに陽一を追求する。
逃げ回る陽一…
夜道 門倉
木野に電話をする門倉。
木野は、広が門倉の所へいったと思い電話してしまった、すまないと謝る。
門倉は、広がどうしているか、なぜ施設にもどることになったのか木野に聞く。
しかし木野は“門倉さんに伝えることはできません”と丁重に断り、もう大丈夫だと電話を切る。
里恵と琴音
どうやら酔って帰ってきたらしく、どうやって帰宅したか記憶がない様子の琴音。
琴音は里恵に、柏崎オートで働いてくれると言っていたさなえの話がチャラになったことを伝える。
別の人を探さなくちゃと里恵が言った矢先、ドアホンの音がなる。
どうやら琴音は、天涯孤独という人物に会って、意気投合してカラオケをしていたらしい。
そして酔いつぶれた琴音を、その人が自宅まで送ってくれたという。
琴音はその人を雇ったら良いと里恵に勧め、里恵も大賛成する。
その時、門倉が琴音のためにアイスを買って帰ってきた。
門倉は、里恵の名字が“柏崎”と聞いて、すこしびっくりする。
門倉を歓迎する里恵と琴音。
ネットカフェ
広と田中がネットカフェでパソコンを見ている傍らで、施設に電話報告をしている木野。
広と田中の対応について、上司に怒られている様子の木野。
木野は、二人の気持ちを汲み取った上での判断だったと説明。
田中は木野に“所長に怒られてクビになるんじゃないですか?”とおもむろに言う。
木野は2人に“なにをやっているんだ”と聞くも“ここは二人でやるからほっておいて”といって言わない田中。
田中はどうやら、母親を探しているとようだった。
木野は、どういうことかと田中に聞く。
田中は、”先日不良達に絡まれていた時に、その中にいた施設出身の先輩から“おまえの母親が男とツーショットでネットのマップに写っていた、木更津にいた”と聞いたから、探しているという。
西原家
結衣は、莉紗子(板谷由夏)に、メイクをしてもらいながら、広がネットカフェでやっていたことを話している。
その話に、繭(藤沢遙)が割り込んでくるのだが、“大人の話にはいってこないで”と言う莉紗子。
結衣は、どうやら、広が好きだというミュージシャン“ツーオク”のメイクをしてもらっていたらしい。
ネットカフェ
ネットカフェで田中の母親を探している広の携帯に、ツーオクメイクをした結衣の写真が送られてくる。
広は“マジか…”とつぶやき絶句してしまう。
“どうした”と聞く木野の言葉にも“いえ、なんでも”と言ってスルーする。
西原家
結衣たちは、自分が送ったツーオクメイク写真を広が既読したことを確認。
しかし、スルーされてしまう。
やっぱやんなきゃよかった嫌われた-と落ち込む結衣。
莉紗子は“こういうことで関係がほぐれる”とフォローするも、
繭が“いたい母親と思われるケースもある”と言ったことに反応し、さらに落ち込む結衣。
広と田中の気持ち
広の携帯に、結衣から“ごめんさない”というスタンプが送らる。
そのおもしろいスタンプに笑う広。
その時田中は、母親の姿をネットで見つけたという。
“こんなこともあるんだな…”と驚く木野。
田中たちは、今から母親のいる場所いくと言い出す。
“ちょっとまて…”という木野だが、田中と広は、さっそく外に出ていってしまう。
その後、木野は、田中と広についていき、田中の母親がいるらしい所まで一緒にいくことになったと結衣に電話で報告する。
(田中は、7歳の時に、母親の内縁の夫との関係がうまくいかず施設に預けられた。母親は、月1で面会にくると約束したものの、その回数が段々すくなくなり、現在にいたっては、まったく連絡がとれず所在も不明だったという)
そして、田中の言葉を結衣に伝える。
“自分の母親は最低だとわかっているが、自分を産んでくれた母親は一人しかいなく、どんな母親であってもかけがえないのない存在だということを広にわからせたい”
そして広も、施設でためた小遣いをつかって田中のために洋服を選んでくれているという。
その話を聞き、笑顔になる結衣。
田中 母親に会う
田中の母親が住んでいると思われる近くまでくる3人。
ケーキと花束も持っている。
田中は木野に“余計な口出しせず、だまって見ててもらえますか?”とお願いする。
木野は、最初は躊躇するも、田中の気持ちを受け入れ、了承する。
その後、夕方まで待ってみるが、母親の姿は見つけることはできない。
しかしもう少ししたら、帰ろうとしたところ、
風体の悪いカップルが通りかかる。
田中の母親だった。
母親は、田中をみってびっくりする。隣にいた男も“おまえ、こんなでかいガキがいたの”と驚く。
田中は母親に、“しっかり住所もおしえてもらわないと困る”などと話した上で、ケーキを渡すが
母親は“知らないわよ”と、そのケーキを払い落としてして、立ち去ろうとする。
黙っている田中だったが、広が田中の母親に向かって“待てよ、それでも母親かよ”と言ってしまう。
田中の母親は、“そういう言い方が一番腹立つんだんよ!”といいつつ、広に怒りをぶつける
“そうさ、私が母親だ。でも子どもを手放さなくては息苦しくて生きていけない母親もいるんだ!勝手な理想の母親像を押し付けるな!”
さらに田中の母親は、田中が手にしていた花束を払い落とし“いきなりやってきて冗談じゃないわよ!”と言って、車で去っていってしまう。
田中は地面に捨てられたケーキと花束を拾いつつ、広に訴える。
“嫁さんや子どもなどの家族は、これから作ろうと思えばいくらでも作れる。でも母親だけは別で、自分を産んでくれた生みの親というのはたった一人しかいない…”
泣くのを我慢している田中に、木野は“泣いてもいいんだよ”と慰める。
帽子で顔を隠して泣きはじめる田中…
ゲームセンター 変わる広の心
その後、ゲームセンターにいく3人。
木野と田中が遊んでいる中、広はベンチに座りながら、結衣が自分にしてくれたこと、言葉を思い出し、さらにはさきほど送ってきた写真を見る。
そして、結衣に“バーカ、バーカ、バーカ”というメールをおくる。
そして広は立ち上がり、木野と田中に向かって“おれ、あの家に帰ります”と宣言する。
・柏崎家
広からのメールを見ている結衣と陽一。
広からは最後に、“ごめん”というメールとともに、木野、田中と3人で撮った写真を送ってきて、最後に“帰るぜ”とメッセージを送られる。
西原家
莉紗子が娘の繭に話す
“広の母親の結衣の中では、広は3歳でとまっているから24時間母親ができるの、うちとは違うの”
しかし繭は言う。
“ママは仕事している時は、母親じゃないよね。別に広くんのママみたいに24時間母親やれとはいわないけどさ…”
繭が話を続けようとした時に、太治が帰宅。
神妙な雰囲気に、“どうかしたか”と聞く太治。
繭は“いじめの話”と言って、風呂場へ行ってしまう。
繭がいじめにあっていると心配した太治。
しかし莉紗子は“私がママ友から仲間はずれにされ、いじめにあっている”と打ち明けられる。
それを聞いて、驚く太治。
柏崎家 夜更け 広の帰宅
玄関で、広の帰りを待つ結衣と陽一。
広は、木野と田中に連れ立って帰ってくる。
広を見つめる結衣。
広は、照れくさそうに”ども”とあいさつ。結衣もそれに”ども”とかえす。
そして広は、田中に“おまえが買ったんだから”と促され、結衣に花束を渡す。
家に入っていく広。
結衣は、田中にお礼の会釈をする。
家の中
陽一と広は、陽一が結衣にだまって買って怒られた器具について話している。これは魚の鱗とりだ、知っているという広。
陽一は、釣りの道具一式を買ったことを広に告げる。
結衣にながめられ、“一番安いの…”と弁明する陽一。
結衣が夜食を食卓に並べる。
広は陽一に対して、”偉い人だったんでしょ?なんで准教授をやめたの?”と聞く広。
一瞬沈黙してしまう、陽一と結衣。
“さあ、食べましょう”と取り繕う結衣。
陽一は語る。
“偉い人になるより、おまえを連れて一緒に釣りをするのが夢だった。いつかその日がくるのをずっと待っていた”
そして広に”おかえり”と言う。
そして3人で楽しそうに夜食を食べはじめる。
里恵のマンション 翌日
里恵と話をする門倉。
門倉は、物心がついたころから父はいなくて、母ひとり子ひとりで育ち、そして母はもう亡くなったと話す。
そして、前の仕事をやめた理由を聞かれるも“ほころびだらけなんで、必要なら履歴書を出す”といい、本当に雇っていただけるのかを聞く。
里恵は息子に相談するという。
里恵は、うちにも色々あると語った上で、広という孫がいると語り、写真まで門倉に見せる。
それを聞いて、動揺する門倉。
広の写真を見て、しゃっくりを出し、部屋から出てしまう。
洗面所で嘔吐する門倉。
その時、木野からの電話があったときのことを回想する。
回想
琴音とカラオケにいっている門倉。
木野から、広がいなくなったという電話が入る。
門倉は、広があたらしいお母さんとうまくいっていないのか、と木野に問う。
木野は“だれのせいで…”と、つい口にだしてしまいながら、もし広から連絡があれば、こちらに必ず連絡するように伝えてくる
……
その後、門倉は里恵に、力強く“柏崎オートに、ぜひ私をやとってください”と頼み込む。
柏崎オート
陽一は、里恵から新しい経理の人を雇いたいという電話を受ける。陽一は、母さんの推薦ならと承諾。
そこに結衣がきて、琴音ちゃんからと封筒を差し出す。
それをお金だと勘違いした陽一は、釣り道具を買ったことをあやまる。
結衣は改めて陽一に語る。
“陽一が広と一緒に釣りをするのが夢だとはしらなかった。でも私があなたと一緒になりたいといったのは、子どものためでなく私のため。私はあなたでなくてはだめ”
そして封筒の中身を出して、婚姻届を陽一に見せる。
喜ぶ陽一。
結衣は、それを出すのは柏崎オートがおちついてからねと笑顔で言う。
広と繭
繭は広に、母親はうざいというグチを言っている。
広は“母親っていうものは、うざいものなんだよ”と行って、走り出す。
広を追いかける繭。
広が走っていくと、そこに、ジャーナリストの沢登という男が現れ、広に声をかける。
沢登は広に、門倉麻子について聞かせてくれと言ってくる。
不安な表情の広
琴音とさなえ
琴音はさなえに、門倉を雇うことにしたと伝える。
さなえは、自分が門倉とあったのは刑務所の中だが、あの女が何をしたか知っているか?と琴音に問いかける…
柏崎オート
従業員が帰っていくなか、経理の人がきたという知らせをうける陽一と結衣。
結衣が玄関にでていくと、そこには門倉がいた。
門倉は“こちらで雇っていただくことになりました”と言う。
結衣は“何を言っているの!”と門倉に飛びかかろうとする。
それを止める陽一。
そこに琴音が自転車で駆けつけてきて、“待って!その人、人殺しだから”と叫ぶ…
第5回 終わり