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CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 第7話の内容分解。

ネタバレ注意!↓↓

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とある喫茶店

若者の集団が密議をする。“成功を祈ろう。この国の未来のために”

テレビニュース

平成維新軍がサイトをハッキングして声明を発表したことが報道される。

大山(新木優子)は、その声明をみつめ、過去のデータを取り出す…

土岐田と青山

公安部長の土岐田に呼び出される青山(飯田基祐)。

土岐田は警視総監の乾が襲撃された前回の事件の折り、乾を家から出さないか、警護をもっとかためればあのような事態にならなかったのではないか?と疑問を呈する。
しかし、それも鍛冶(長塚京三)の筋書きか、と一人で納得し、青山に対して、“今回の平成維新軍の件では、しっかり手綱をしめてくれ、何かあったら相談せよ”と言う。

部屋を出た青山は、鍛冶に呼び止められ、何かあったのかと心配する。
そして、今回の平成維新軍の件で、フォローをせよと指示する。

特捜班室 任務発生

今回の平成維新軍の声明について、話し合う特捜班の5人。

だまっている大山に話を聞く吉永(田中哲司)たち。

大山は語る。
自分がハッカーだった時、坂本と名乗ることになる人物とチームを結成し銀行をハッキングした時があった。
今回の平成維新軍の声明の中に、その時に教えた言葉が入っていた、
坂本とはネット以外に接触がなかったが、一度だけ海外経由していないIPアドレスで連絡をしてきたことがあった、
そのIPアドレスをたどれば、坂本にたどり着けるかもしれない。

坂本という人物

一人の高校生(坂本)の帰り道、待ち伏せして取り囲む、大山、稲見(小栗旬)、田丸(西島秀俊)。
(稲見はその人物が、最初のテロのときの野次馬に紛れていた怪しい男に間違いないと確信する)

稲見と田丸は、坂本を連行する。

吉永と樫井(野間口徹)、大山は、坂本の自宅(大庭)のインターホンを押し、父親と母親に話を聞く。

坂本の部屋を捜索する大山と樫井。
パソコンのパスワードのヒントをさがしていく2人。
(最初のテロ事件の折、防犯カメラに写っていた人間のマスクが発見される)

一方、維新軍のコードネーム“西郷”は、坂本の離脱と警戒を仲間に伝える。

坂本の取り調べ

吉永は、コードネーム“坂本”、本名・大庭明人を取調べする。
しかし黙秘する大庭明人。
吉永は、大庭明人のパソコンと携帯電話のパスワード解析を急がせる。

その後、パスワード解析をし続ける大山だがエラーが続く。

稲見も手伝い始める。

(一方、林の中で銃の射撃訓練をする若者たち…)

翌日(テロ決行日前日)

行き詰まっている特捜班。
稲見は、大庭明人の気持ちを一番理解できるはずの大山に取り調べさせることを提案。

大山は、了解するも、一つお願いをする…

大山の取り調べ

取り調べを始める大山。室内のカメラの電源を切る。

大庭は“貴方が岡田以蔵か”と話し始める。

話の中で大庭は、大山がお嬢様がいくような高校にいっていたことがわかりがっかりしたと語るも、
共に銀行ハッキングをした時が最高の時間だったと語り、
テロ決行日の明日までに、手がかりをつかまないと大変なことになると警告する。

大山は、“本当に変えたかったら、自分が矢面に立つべき。自分は仲間といることでやっていることを正当化することをやめ、悪いことをするときは一人でやることに決めたのだ”と語り、退出する。

特捜班室へ戻る大山は“できるだけの挑発はした”と報告。
吉永は“これからは根比べだ”と告げる。

森の中

射撃訓練をしていた若者の一人は、西郷からメールを受ける。
何かあったようだが、計画には変更はないと仲間に語る。

吉永の取り調べ

吉永が再び大庭を取り調べる。

大庭は吉永の年収を聞くことから、さまざま話し始める。
“自分は中流の家庭。しかし大学進学の話を両親にすると顔をくもらせ、奨学金やらなんやら借金の話になる。
日本の大学入試制度を批判する人がいるが自分は賛成。勉強さえしっかりすれば誰でも平等に成功できるチャンスがある。
自分の子どもに自分と同じ思いをさせないため、成功しなくてはいけない。
自分の代で劇的に変えなくてはいけない。

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自分のような家庭で育った人間は、大学にいっても借金からのスタートになり夢の実現へ自由にうごけない。
一方、ボンボンたちは、遊び呆けながら、親のコネをつかい、成功者になっていく。

搾取者と搾取される側のシステムが構築されつつある、それを気づかせる存在が必要だ”

吉永は、“理解できるが、もっと穏便なやり方があるのでは”と返す。

それに対して大庭は笑いだし
“今の大人も自分が生きるのに精一杯で子どもにまで感心がない。若者が声をあげても、大人は耳を傾けない。
自分もそういう大人になるかもしれない。だからつまらない大人になるまえに、一矢報いる必要がある”と語る。

最後に、
“僕の犯罪の証拠は見つかったのか?これは不当な捜査ではないか?しかも自分は未成年であることをわすれずに”とドヤ顔で笑う。

(これらの様子を特捜班のメンバーはモニターを通して見ている)

森の中の小屋 夜

若者たちは、小屋の中で、ライトに照らしながら銃の手入れをしている。

特捜班室

大庭の話から、テロについて話し合う特捜班の面々。

大庭のパソコンのパスワード解析は、奇跡がおこらないかぎり、明日には間に合わないと言う大山。

稲見は“機械の奇跡を待つより、おまえの直感を信じて奇跡をおこせ”と大山に告げる。
パスワードを入れていく大山…

犯行予告日

永田町には国会の会議のため450人の議員が集まっているというニュース。

特捜班室

パスワードを入れ続ける大山。エラーが続く。

もう一度、取調室の大庭に会いにいく大山。
“自分の手を汚さず社会を混乱させることがそんなに楽しい?”と怒る大山。
大庭は“君の必死な顔を見ている方が楽しい”と笑う。

そこからヒントを得た大山は、
大庭が一番楽しかったと言っていた、銀行をハッキングを成功させた日付と、そこに自分と大庭のコードネームのイニシャルを入れる。
パソコンのパスワードが解除される。

取調室に吉永を呼びに行く稲見。
稲見は大庭に“おまえ、案外センチメンタルなんだな”と笑って告げる。

解析されたパソコンから、テロの標的が、中枢にいる人間の子ども(大学生)たちだったことが判明。

出動する特捜班たち。

テロを阻止する

お昼時 テロ実行時間の1時間ほど前

テロの実行犯たちは、それぞれのターゲットの近くに潜伏して、実行の時間になるのを待っている。

大学の教室

実行犯の一人の女性が、家族からの電話によって逃げ出そうとするターゲットの男子学生に銃を向ける。
その場に大山が姿を現し、実行犯に警棒を投げつけ、銃口をそらせ、逃げ出す。

大山は、実行犯の女性と格闘しとり抑える。

ターゲットの男は、犯人に向かい“ママに言って死刑にしてやるからな”と吐き捨てる。

大学のグラウンド

陸上の練習をしているターゲットの男子学生を殺そうと、カバンから銃を取り出そうとする実行犯の女性。
樫井が姿を現し、銃をカバンから出させず、実行犯の腕を抑える。

大学の入口付近

ターゲットの男子学生は、電話を切った瞬間、逃げるように走り出す。
それを追いかけるテロ実行犯の男。

吉永が阻止する。
最後までテロを実行しようとする犯人を倒し取り押さえる吉永。

大学の図書館

本を読んでいるターゲットの女子学生に近づきテロを実行しようとする男。

田丸が現れ、銃を取り出した男を取り抑える。

大学の食堂

食堂内にてターゲットの男子学生に銃を向ける実行犯の男。

稲見は、とっさにペンライトを実行犯の目に当て銃口をそむけさせ、取り押さえる。

稲見は実行犯に小声でささやく。
“おまえが自由になったとき、あいつがひどい人間だったら、また狙えばいい”

特捜班 取調室 テロを阻止した後

大山と吉永が取調室に入る。

大庭に手錠をかける吉永。

大庭は“失敗したのか、残念…でもまたすぐに維新軍の活躍が見れるよ”との言葉を残す。
“今の時代、誰でもテロリストになれる。僕たちはこの国の英雄なんだ”

大庭のパソコンのチャット画面には、維新軍を支持する書き込みがどんどん増えていく…

第7話 終わり

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