94告白
・娘のヴァランティーヌが死にかけているのに焦った父のヴィルフォールは、医師のダヴリニーの所へ行き、事情を説明、家に呼び寄せる。
一方、マクシミリアンは「何か困ったことあったら手をかす」と行ってくれたモンテクリスト伯の所へ行き、事情を説明する。
(話の冒頭、モルセール伯爵が自殺したという話題がでる)
・しかしすべてのことを見透かしていたモンテクリスト伯は、マクシミリアンに冷たく「呪われた家の中の出来事はなるがままにさせればいい」と言い放つ。
初めて見るモンテクリストの冷たい対応に驚くマクシミリアンだが、自分がヴァランティーヌを愛しているということを初めてモンテクリスト伯に告白。
モンテクリスト伯はそれを聞き、一瞬、激高してとりみだすも、すぐさま心を落ち着かせ、万事、自分にまかせるようにとやさしく語りかけ、マクシミリアンを帰らせる。
(マクシミリアンは、モンテの許可を得て、モンテの召使いのバティスタンを使いに出しており、帰り際、ちょうどバティスタンと合流)
・医師のダヴリニーが駆けつけたヴィルフォール邸では、まだヴァランティーヌが生きていることが確認された。ダヴリニーはヴィルフォールに、薬局から薬をとりよせさせる。
その間、ダブリニー医師はノワルティエと二人で話す。
ノワルティエはこのことが起こることをあらかじめ予測し、ヴァランティーヌに毎日少しずつ毒を飲ませ、毒に慣れさせていたことをダブリニー医師に明かす。
(ダブリニー医師からは、もし毒になれていなかったら、ヴァランティーヌは死んでいたということが語られる)
・ちょうどその直後、ヴィルフォール邸の隣にブゾーニ神父が引っ越してきて、急ピッチで家の修繕を始めさせる。
※この章の内容については、ドラマでは進行上カットされている部分も多いですが、モンテクリスト伯とマクシミリアンのやりとりに関しては、おおかた同じような内容になっていたかと思います。
入間家の事は放っておけば良いというモンテクリスト伯・真海に対して、自分は未蘭さんが好きだということを告白する信一郎。
真海は一瞬驚きたじろぎますが、落ち着きを取り戻し、信一郎に、“あなたの大切な人が殺されようとしていますのでこれを飲ませてください”と怪しい薬を渡す場面がありました。