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ハムレット 第4幕 第1場 城内の一室

●王妃ガートルードはクローディアス王に、狂気にとりつかれたハムレットが部屋にかくれていたポローニアスを殺してしまったことを報告。

驚きたじろぐ王は、この状況をとりつくろうため臣下のローゼンクランツとギルデンスターンに対して、ハムレットが引きずっているというポローニアスの亡骸を回収し礼拝堂におさめるよう命令を下す。

そしてこの事件について対応策を練るため重臣たちを呼び集めようとする。

ハムレット 第4幕 第2場 城内の別の一室

●ハムレットがポローニアスの亡骸をどこかにかくした後、ローゼンクランツとギルデンスターンが現れ、ポローニアスの亡骸のありかを問うてくる。

しかしハムレットは、亡骸の隠し場所を教えようとせずはぐらかし、まともに答えようとしない。
そのまま二人に連れられて王の元へ行こうとする。

ハムレット 第4幕 第3場 城内の別の一室

●クローディアス王は臣下を前にして、ポローニアスを殺したハムレットについて、民衆に人気があり反感を買うため重い罪をかぶせることができないので、しかたなく早急にイギリス行きを決定させたことを話す。

そこにハムレットを伴ってローゼンクランツとギルデンスターンが現れる。
ポローニアスの亡骸の隠し場所をハムレットに問いただすクローディアス王であるが、ハムレットは暗に王を批判する理屈じみた回答をしながら隠し場所をはっきりと言わない。

クローディアス王は部下に亡骸の捜索にいかせ、ハムレットに対しては早急にイギリスへ行くよう命令する。

●ハムレットたちが部屋を出た後クローディアス王は、イギリス王にハムレットが到着したら直ちに処刑するよう親書にしたためたことが独白される。

ハムレット 第4幕 第4場 デンマークの平野

●ノルウェー王の甥・フォーティンブラスは部下である隊長に、親書にしたためた通りこれからポーランド侵攻のためにデンマーク領を通過する旨をクローディアス王に伝えに向かわせる。

●ローゼンクランツ・ギルデンスターンを伴ったハムレットは、鉢会った(ノルウェー部隊の)隊長に対して軍隊の詳細を尋ねる。(それによると、今回のポーランド侵攻は得にならない土地の一部だけを名誉のために侵攻するということを聞かされる)

その話を聞いたハムレットは、ノルウェー軍が、役に立たない名誉のために命をかけて戦おうとしているのに対して、自分は父を殺されたという大きな理由があるにも関わらず復讐心を鈍らせていることを恥ずかしく思い、復讐心をさらに強く持とうとする。

ハムレット 第4幕 第5場 エルシノア 城内の一室

●一人の紳士を伴ったホレーシオ(ハムレットの友人)は王妃ガートルードに対して、亡くなったポローニアスの娘・オフィーリアに会うことを促す。

王妃の前に姿を現したオフィーリアは、父を亡くしたショックにより、意味ありげで支離滅裂な言葉を歌いながら発している。

●国王クローディアスも登場し、発狂しているオフィーリアを哀れむとともに、ポローニアスの死の真実を伝えず早急に秘密裏に葬儀をしてしまったことを悔い、ポローニアスの息子・レアティーズが自分に対して疑いを持つのではないかということを心配する。

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●そこに暴徒を率いたレアティーズが登場し、自分の父を殺したであろうクローディアス王に対して仇を討とうと押しかけてくる。

それに対してクローディアスは、自分はポローニアスの死はあずかり知らないと話す。

そこに狂気に陥ったオフィーリアが再び登場し、歌を歌いながら意味ありげで支離滅裂な言葉を発する。

●クローディアス王はレアティーズに対して、レアティーズの親友も交え自分の話を聞いてもらい、自分も少しでもポローニアスの死に関わっていたと判断したならば、その時こそ王を辞しておまえの仇討ちの刃にかかろうと告げる。
レアティーズはその言葉に納得する。

ハムレット 第4幕 第6場 城内の別の一室

●ホレーシオは、訪ねてきた水夫からハムレットの手紙を渡される。
その内容によるとハムレットはイギリス行きの途中、海賊に襲われ捕虜となったが、見返りを求めている海賊に手厚く待遇してもらっているという。

そして、イギリスへの旅を続けているローゼンクランツとギルデンスターンの事で手紙では書けないほどの内容のことを話したいといい、水夫に持たせた国王宛の手紙を国王に渡したら即座に水夫に案内してもらい自分の所に来てもらいたいということだった。

ハムレット 第4幕 第7場 城内の別の一室

●クローディアス王はレアティーズに対して、ポローニアス殺害の犯人がハムレットであることを話した模様。
そしてなぜハムレットを早急に罪に問わないのかというレアティーズの質問に対して、
1つはハムレットの母でもある王妃を心配して、
1つは民衆に人気のあるハムレットを罰してはかえって自分に火の粉が降りかかることを恐れてだという理由を答え、
しかしおろおろと手をこまねいているわけではないことを話す。

●そこにハムレットの手紙を持ってきた使者が登場。
クローディアス王は“ハムレットがイギリスにいかず国に戻ってきた”という手紙をレアティーズに読み聞かせる。

クローディアス王はその内容の真偽を疑うが、もし本当だったと仮定して、ハムレットを王妃に疑いを持たせることなく事故に見せかけ殺す策をレアティーズに話し出す。

その内容は、レアティーズの剣術のすばらしさをハムレットに吹聴することによりハムレットの嫉妬心を刺激し、それによって公式に賭け勝負をさせ、レアティーズの剣先の止めに細工をしてハムレットを事故に見せかけ葬るというものだった。
(そこにさらにレアティーズは剣先に毒を塗ることを提案、さらにクローディアスはそれが失敗したときのため、のどが渇いたときに飲む水に毒を仕込んでおくことを提案)

●二人が話している最中、王妃ガートルードが現れ、レアティーズの妹・オフィーリアが川でおぼれ死んだことが伝えられる。

その話を聞いたレアティーズは、激しい悲しみの涙を飲み込み退場。

クローディアス王も、レアティーズが激情によってハムレット暗殺計画を台無しにすることを恐れ後をついていく。

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