ひよっこ 第37回 5月15日の内容分解
ネタバレ注意↓↓↓
1965(昭和40)年5月 実を探すみね子と綿引
路地裏
みね子(有村架純)は綿引(竜星涼)に連れられ、実(沢村一樹)を見たという証言の場所にくる。
そこは人通りの多い路地裏。
通りすがりの人に実(沢村一樹)の消息を尋ねる二人。
しかし、成果はない。
喫茶店
みね子と綿引は、メロンクリームソーダを飲みながら会話。
みね子が、東京来て人が多い場所に慣れないのだが、慣れるのか?と綿引に尋ねる。
綿引は、慣れる、東京の人たちも最初から東京の人でない人も多い、そう思ったら怖くなくなった、と。
乙女寮 コーラスの日
食堂
高島(井之脇海)の指導のもと、「椰子の実」を歌うみね子たち。
みね子は、椰子の実を歌いながら、歌詞の意味に自分を重ねる。
コーラス終了後 食堂
食堂の和夫(陰山泰)と舎監の愛子(和久井映見)が会話。
今日の練習はちょっとしみったれてしまったという和夫。
愛子は、東京の仕事になれた子たちが、ちょうど故郷を恋しがる時期であると語る。
愛子はさらに語る。
“親御さんが送ってくれる国の物が、かえって辛くさせたりする”
“色々届く子と、まったく届かない子もいて、それも残酷で”
寮の部屋 就寝時
今日歌った椰子の実がいい歌だったとつぶやく澄子(松本穂香)。
優子(八木優希)も、今日の歌で故郷をおもいだしたと語り、実家から送ってもらったハタハタの佃煮を皆に振る舞う。
佃煮をおいしくたべるみね子たち。
しかし一人、沈んだ面持ちでいる澄子を心配するみね子と幸子。
澄子は、自分の実家からは何も送ってこなく、皆に振る舞うことができずもらうばっかりで申しわけないと語る。
そんな澄子を励ますみね子、時子(佐久間由衣)、豊子(藤野涼子)。
優子も、さびしい思いをさせてすまないと詫びる。
澄子は、皆は仕送りした後にはがきが届くが、自分にはまったく届かない、しかしここは好きだし寂しくないと笑顔で語る。
“帰りたいと思わない、帰っても邪魔にされるだけだし…“
それでもおばあちゃんには会いたいという澄子。大好きだという。
その後、澄子は突然くすくす笑いだし、自分のおばあちゃんの話を立ち上がりながら陽気に語りだす。
澄子の回想
澄子のおばあちゃん(大方斐紗子)は腰が曲がっており、ゆっくりしか歩けない。
しかし、澄子が中学に入ったばかりの時、澄子が学校でケガをして松葉杖で帰宅途中、おばちゃんと道ですれ違った時があった。
その時、ケガをした澄子を心配したおばあちゃんは、曲がっているはずの腰をピンと延ばして、澄子に走って抱きついてくる…
………
その話を聞き、一同笑い出す。
その後、おばあちゃんの腰は、また元にもどったという。
皆、それはおかしい、つくり過ぎだと和やかに笑い合う。
就寝後
澄子は布団の中で、“ばあちゃん…“とつぶやきながら、泣く。
第37回 終わり