★今回は、みね子の近くにいる、同年代の若い男性にフォーカスが当てられている感じでしたね。
そういえば、島谷役の竹内涼真と前田秀俊役の磯村勇斗は、ふたりとも仮面ライダー俳優ですね!
竹内涼真は2つ前の仮面ライダー「仮面ライダードライブ」の主役。磯村勇斗は1つ前の仮面ライダー「仮面ライダーゴースト」の脇役仮面ライダーでした!
今後、みね子とこの2人の間に3角関係的な恋愛が生まれそうですなー(笑)
そして今回も、大家の富のがめつさ全開でした(笑)
ひよっこ 第67回 6月19日の内容分解
ネタバレ注意↓↓↓
もくじ
すずふり亭 仕事が板についてきたみね子
みね子(有村架純)がすずふり亭で働きはじめて2ヶ月、しごとぶりもしっかり板についてきた。
しかしみね子は、出来上がったハヤシライスを持っていこうとせず、ひそかに逃げようとする。
それを先輩ホール係の朝倉高子(佐藤仁美)に、“逃げるな”と言われ、しぶしぶ持っていく。
(みね子は、ハヤシライスをお客さんによそうのが苦手の様子)
(1966(昭和41)年3月、日本の人口が1億人を突破したことが発表されたことが語りで説明)
出前を届けに行くみね子 父に思いを馳せる
みね子は、近くの料亭に出前を届けに行く。
その途中、5分だけさぼって、父の実(沢村一樹)が目撃された通りの道中で立ち止まり、父に思いを馳せる。
そのみね子の様子を、たまたま通りかかった島谷(竹内涼真)が眺めている。
店に戻るみね子
店に戻るみね子。
みね子は、出前先から頂いたお土産を出し、そして偉そうな人から“鈴子によろしく”と言われた伝言を鈴子(宮本信子)に伝える。
みね子は、伝言主について鈴子に問う。
鈴子は、その伝言主が、大吉という小学校の同級生だと語り、
省吾(佐々木蔵之介)は、その人物が次期総理大臣候補といわれていることを説明。
鈴子は、大吉の恥ずかしいことをいっぱい知っているから、大吉は自分に頭が上がらないと皆に笑いながら説明。
“怖い…”という高子。
鈴子は“赤坂と言う町は、そういうところなのよ”と言いながら語る
“大臣の子供やお妾さんの子供など、色んな人がいるが、親が偉いとか金持ちとか、関係ない、むしろ偉そうにしているやつはバカにされる、そういう町なのよ”
高子は鈴子の話を怪訝な面持ちで見ている。
“ちょっと、私の話を聞いているの”という鈴子。
高子は“だってその話…”と言いかけた所、省吾が“100回は聞いているよな”と合いの手を打つ。
鈴子は“そんなおおげさな”と笑いながら言うも、
高子と省吾は“もっとですよ!”と断言。
その瞬間、しずまりかえってしまう。
その後、出前先から頂いたお土産の箱を開ける。
洋菓子のケーキが入っていた。
ケーキは5つはいっており、一つ多いと言う鈴子は“これ、富ちゃんにもっていってあげて”とみね子に告げる。
みね子は“ありがとうございます、助かります”と言う。
省吾は、なぜみね子が助かるのか理由を尋ねる。
みね子は、大家の富(白石加代子)から郵便物を受け取った時、“みね子ちゃんの所からはお手紙ばっかりで、小包が余り来ないわね”と言われてしまったことを説明。
省吾は、“それって、食べものが届かないっていうことか”と、驚き呆れ顔。
鈴子は笑いながら“それをさっそくもっていってやりなさい、紅茶などを添えて”とみね子に告げる。
みね子は意気揚々と“ありがとうございます”と言い、席を立つ。
あかね荘 管理人室
みね子は大家の富に、ケーキと紅茶を振る舞う。
富は“すてきねー、これから毎日この時間?”と聞いてくる。
驚くみね子は“別にそういうわけではないんですが…すいません”と言う。
“なんで私が謝らなくてはいけないんだ”と思いカチンとくるも、予想のはるか上をいったある種の清々しさも感じるという。
すずふり亭 午後休憩
鈴子、省吾、高子、井川元治(やついいちろう)の4人は席に座っている。
みね子は皆に配膳をし、前田秀俊(磯村勇斗)はまかないづくりをしている。
厨房で料理をしている前田にみね子は、何か手伝うことはないかを問う。
前田は笑いながら、人の心配をする余裕ができたのかとからかう。
みね子は“皮肉ですか?”と返す。
前田は“そうだ”と笑いながら、まかない作りは大事な仕事で勉強でもあるからいいんだと告げる。
“一生懸命働いている姿を見るのは好きだ”と思うみね子。
裏の広場
玉ねぎの皮むきをするみね子、前田、井川。
みね子は手が止まっている井川に“手が止まってます”と声をかける。
井川は“知ってます”と言って、一人休憩してしまう。
和菓子屋柏木堂の息子、ヤスハル(古舘佑太郎)も準備をしている。
みね子は突然、前田にコックになろうとした理由を問う。
前田は語る。
“父が早く亡くなり、母、姉、妹の家族だったが、母が保険の仕事で忙しく、兄弟で食事を毎日作っていたのだが、どう考えても自分が一番上手で、いつの間にか自分が全部やるようになった。それが楽しくなり、どうせだったら、好きなこと、得意なことで生きていけたらと思い、またいつか自分の店出して母を楽にさせてやりたいとも思っているから”
その話に対して井川は、“いい話だけど、かたいねぇー”と茶々を入れる。
みね子は、そんな元治にもコックになろうとした理由を聞くも“さあね、おしえてやんなーい”と言われてしまう。
心の中で思うみね子。“言わない理由には深い理由があるのか、それとも見た目どおり何もないのか…”
裏の広場の入口に島谷が姿を現し、みね子を見つめる。
島谷に気づくみね子。島谷が会釈をする。
前田は“よっ”と島谷に気軽にあいさつ。
(島谷と前田は、一時期同じアパートに住んでいたことが語りで説明)
島谷は前田に、頑張ってるねと声をかける。
前田も、“大学、あと1年だったよな”と言う。
島谷はすぐに“お邪魔しました”と言って、去っていく。
みね子は前田に“仲がいいんですか?自分はアパートの人たちとなかなか仲良くなれなくて”とつぶやく。
前田は、島谷との関係について、仲がいいほどではないが、あいつはいいやつだと語る。
“自分でも簡単な料理は作れるようになりたいと、俺に料理の仕方を教えてくれって言ってきて。そして実際できるようになり、味見をしてくれって頼んできたり、真面目なやつだ”
その話に対して井川は“おぼっちゃんの道楽だ”と、またもや茶々をいれる。
前田は、“お金持ちの家に生まれて最初から道が決まっている人にだって寂しさとか悩みがあるからしょうがない”と反論する。
“ぜいたくな話だ、興味ねえ”という井川。
ヤスハルが“俺はわかるけどな…”とぼそっとつぶやく。
みね子は“今、なんていいました?”とヤスハルに問うも、“なんでもねえ”と言って、ヤスハルは立ち去る。
みね子は思う。
“皆、それぞれにいろんな思いを持って生きているんだな、島谷さんはとてもさびしい顔をする人だな…”
第67回 終わり