★みね子は、父が失踪しているという知られたくない状況を、あかね荘の皆に知られ、
そのことから早苗と言い合うも、本音を話せて、なんか、人間関係の壁にさらなる風穴があき、より絆を深めるきっかけとなった回でしたね。
それにしても、最後の宗男の電報。
なにかよくない知らせ?と思わせておきながら、“ビートルズがやってくる”って、さすが宗男さんですね(笑)
ひよっこ 第74回 6月27日の内容
ネタバレ注意↓↓↓
もくじ
父のことを思い、泣くみね子
電話を切るみね子(有村架純)
富(白石加代子)は、泣いているみね子に、自分が食べていた早苗(シシド・カフカ)の故郷からのお菓子を口に入れてあげる。
島谷(竹内涼真)たちは、みね子を見届けて、その場から離れていく。
部屋に戻るみね子。
電気をつけず、そのまま泣き始める。
共同キッチン
島谷は、機嫌の悪そうな早苗に“何を怒っているんですか?”と問う。
別に怒っていないという早苗。
その後、泣き止んだみね子は、キッチンにくる。
何をしているのかと皆に問うみね子。
新田(岡山天音)と裕二(浅香航大)は“うどんをつくっている…”とごまかす。
早苗に“怒っていますか”と聞くみね子。
早苗は“一体何なの?父親が行方不明なの?”と怒りながら聞く。
早苗は“人には結構言わせておいて、なんで言わないのか?”
島谷は早苗に“あなたは人に何かを告白したんですか?”と反論。
早苗は、自分は心を開いており、自分のようなミステリアスな人間はこれでいい、
しかしみね子のように、一見なんの秘密もない馬鹿正直だという顔をしているくせに秘密を持っているのは罪が重い、と言う。
みね子は“腹立つ、意味がわからない、なんでそんなことを言われなくてはいけないんですか!?”と怒る。
島谷は皮肉を込めて早苗に反撃する。
“結局は、せっかく友達になれたと思ったのに、なんで教えてくれないのか、ということですか?”
早苗はしばらく黙った後、“そうよ”と答え、“なんで言わないの?理由を説明して”という。
みね子はいいたくなかったと答える。
早苗はさらに、“なんで?”と聞く。
みね子は答える。
“すずふり亭の人たちは、もともとお父さんのことで知り合った人たちだから仕方ないけど、ここの人たちにそういうふうに思われたくなかった”
島谷は尋ねる。
“そういうふうにって?”
みね子は叫ぶように答える
“かわいそうな女の子だって思われたくなかった!いけませんか?ここでは普通の女の子でいたかったんですよ!”
早苗は、だったら最初からそう言えばいいという。
それに対してみね子は、どうやって言えっていうんですか?と反論。
しばらく沈黙。
島谷が“みね子ちゃんの勝ちかな”と口火を切って沈黙が破られる。
そして新田と裕二が“話の続きはうどんを食べながらっていうことで…”と恐る恐る言う。
みね子は怒りながら“なんですかそれ?食べますよ!”と返事をする。
父のことをあかね荘の住人に話すみね子
みね子は新田のうどんを食べながら、皆に父の失踪したことを矢継ぎ早に語り始める。
早苗は聞く。
“状況はわかったが、もしお父さんが見つからなかったらこのままずっと、働いて実家に仕送りして生きていくの?”
そんなのわからないというみね子、別に嫌なわけではないと答える。
島谷はみね子を驚いた目で見つめる。
“そんな目で見ないでください、私は別にかわいそうな女じゃないから”というみね子。
“ごめん”と謝る島谷。
早苗は続ける。
“この広い東京で会える確率は低いが、この新田と裕二のマンガが売れる確立よりは高いだろう”
新田と裕二はとっさに“そうですね!”と返事をしたあと“えっ”と言う。
その様子を見て笑顔をみせるみね子。
みね子を心配するすずふり亭の人たち
閉店後、前田(磯村勇斗)は、裏の広場から店を出て、みね子のいるあかね荘を見上げ、何かを思っている。
店の中では鈴子(宮本信子)は省吾(佐々木蔵之介)に“みね子にもなにか楽しいことが起きるといいね”と語りかける。
省吾も“あるといいね”と同意する。
谷田部家 日中
宗男(峯田和伸)は、美代子(木村佳乃)と茂(古谷一行)から、綿引(竜星涼)から聞いた実の情報を聞く。
“兄貴、どうしちまったんだろう…”とつぶやく宗男。
美代子は何かあるたびに呼び出してすまないと、宗男に謝る。
宗男は、自分の妻は体も大きいが心も大きい、だから大丈夫…怖いけど…と言う。
茂は“お前には、それくらいがいい”と言う。
その話で笑い合う3人。
宗男は、採ってきた蕨を差し出す。
宗男は、わらびが包まれていた今日の新聞を見始め、驚き叫び始める。
●すずふり亭
仕事をしているみね子の元に、電報が届けられる。
おそるおそる電報を開けるみね子。
その内容は“ビートルズ ガ ヤッテクル”という内容だった…
第74回 終わり